プロジェクトチームの役割
現在、ISOに取り組む組織は小規模が中心です。以前も書きましたが、新たな取り組みは大企業から始まり、中規模、小規模へと順次広がります。
審査員として、新規認証審査を担当する場合、組織の規模は従業員が10名以下、多くても30名前後が多いです。さらに、創業からそれほど時間が経っていないスタートアップ企業も多いです。
このような組織に数多くの文書、分厚い文書、数多くの書式を使いこなすのは至難の業です。だから、“月数万円でお客様名何もしなくいても大丈夫”というコンサルもどきのサービスは一定の支持を受けるのです。
そもそも、マニュアル、規程や手順書(以降、総称して文書)を作る目的は何か?
・手順のばらつきを予防し、一定の水準を維持する
・仮に担当が変わっても、前任と同レベルの水準を維持する
・手順がわからない場合に参照する
他にもあるかもしれませんが、おおよそこういった理由と思います。
で、数多くの文書、分厚い文書、数多くの書式を作成すると、上記の目的を達成できるのか?
まあー、ムリでしょうね。そもそも、分厚い、文字だらけの文書なんて読む気もしませんから。
多くの企業は誰も読まない、読む気にならない文書を作成するのに、多くの時間とお金を使っているのです。
なんて、ムダなことを!
といっても、ISOの運用を考えると、いくら規格要求がないからといって、何も作らないのは…
私が考える理想的な文書及びその体系は以下の通りです。
・書式をうまく設計し、それで手順がわかる
・文書はフローや表を中心とする
・結果、数少ない文書、薄い文書とする
数多い文書、分厚い文書がいかにムダで、そこに時間やお金を投資する価値がないかをご理解いただけたでしょうか?
次回は事例を紹介します。


