審査員と組織は対等

羽田一彰

羽田一彰

テーマ:審査員とは

まず、審査員と審査を受ける組織の立場は対等です。

かつては、審査員のことを“先生”と呼ぶ組織が多く、

“審査員が言うことは絶対”
“審査員に逆らうと認証できない”

という誤った認識をもつ組織、人が多かったです。さすがに現在はそういうことも少なくなりましたが…

また、審査員としての意見です。

審査をすると前回審査での不適合や観察事項、改善の機会をフォローを行いますが、ときどき「なんだ、この指摘は!」ということに出くわすこともあります。

意外と多かったのが、文書化要求がないにもかかわらず

“文書化が必要です”
“明文化が求められます”

というもの。審査員の主観ですね。
この場合は審査員のスキルに問題ありですが…

さらに、前回審査での指摘事項に組織が不満を漏らすことがあります。
「なぜ、その指摘を受け入れたのか?」と質問すると、

「そのやりとりで時間を費やすのがメンドー」
「審査員が言うことだから…」

と言われます。(オレじゃなくて、前回の審査員に言えよ!大きな声では言えませんが本音です)

組織に必ず言うのは

審査員がいうことをすべて受け入れなければならないというルールはない

ISOマネジメントシステムの対象は品質や情報セキュリティですが、組織のマネジメントの対象は品質や情報セキュリティだけでなく、売上、利益、人材育成等多々あります。
当然、組織によって重要度、優先度が異なります。
まあー、審査員にとってはISOがすべてなので、他のマネジメントの対象との重要性や優先順位なんて考えていませんが。

かつて、勤務していた会社、主に建設会社を対象とする経営コンサルティングの会社でしたが、ISO認証コンサルティングもやっていました。そのコンサルティング会社の社長が“ISOが会社をつぶす”という本を執筆しましたが、まさにその通り。

ということで、今回がここまで。つづきは次回とします。

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羽田一彰
専門家

羽田一彰(ISOコンサルタント)

S&A JAPAN株式会社

中小IT企業を中心に、ISO9001、ISO27001やISO27017などの認証取得を支援。少ない文書で現場コンサルタントの力を借りずに運用できる仕組みづくりを重視。企業の成長を後押しします

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