実は正しくない金融機関の情報【4】 大手証券でもインデックスを理解していない!
世界的ETF調査会社のETFGIの2025/08/27発表データによると、世界のETF資産規模は2025年7月末時点で*約17兆1,340億ドル、約2,560兆円になりました。
そして、ETFの本数は13,028本でした。
データ:ETFGI 2025年7月末時点(2025/08/27発表)、
三菱リサーチ&コンサルティング USDJPY=:TTM149.39 (2025/07/31)
日本円換算はRIA JAPAN調べ
年初来7ヶ月で1.09兆ドルの資金流入、16.8%の成長率
世界のETF業界には74ヶ月連続で資金流入が続いており、ETFの構造的な回復力と魅力を証明しています。
年初来7ヶ月間で1.09兆ドルの資金流入、16.8%の成長率を記録しました(含 ETP)。
これは過去最高を記録した*2024年の9,441.8億ドルを超える資金流入です。
(*2024年1月~7月末までの資金流入)
ETFGI「ETFがグローバルなポートフォリオ構築において中心的な役割」
ETFGIはETFが世界的なポートフォリオの中核を担っていると発信しています。
ETFがグローバルなポートフォリオ構築において中心的な役割を担っている
This surge in flows and AUM highlights the ETF industry's central role in global portfolio construction, with increasing adoption across institutional, retail, and digital asset channels.
出所:2025/8/27 ETFGI 「ETFGI reports that assets invested in the ETFs industry globally reached a new record of US$17.34 trillion and US$1.09 trillion in YTD Net inflows at the end of July at end of July」より 翻訳:RIA JAPAN
世界的に高コストアクティブ型投信→インデックス型の潮流、ETFへの資金流入続く
世界的には高コストのアクティブ型投信から資金流出し、その多くがインデックス型ETF・投信へ資金移動が起こっています。
高コスト傾向の強いアクティブ型投信を解約して、インデックス型ETFやインデックス型投信に資金が移っているということです。
(*一部アクティブ型ETFにも資金流入がある。一般的にアクティブ型ETFはインデックス型ETFよりも高コスト傾向の点には注意が必要)
データ:Investment Company Institute「2025 Investment Company Fact Book」(2025/5公開)
*データは2024年末時点、分配金再投資を含む *翻訳・一部加工:RIA JAPAN おカネ学株式会社
この画像はグラフ中央の横線より上は資金が投入、集まっているということを意味しています。
逆に、横線より下は解約や出金などで資金が流出していることを意味しています。
世界的に「アクティブ型投資信託」を解約し、主に「インデックス型ETF」や「インデックス型投信」に乗り換える動きが何年にもわたって続いていることがわかるかと思います。
安東隆司が解説!海外ETFとは
安東隆司が海外ETFについて解説した動画がYouTubeにて公開されています。
海外ETFの特徴やメリットを解説していますので、是非チャンネル登録の上、ご視聴ください。
(2021年1月収録・公開)
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