販売手数料無料でも高コストの場合って? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。
1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第25回目になります。
今回の内容はアクティブ型とインデックス型についてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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2022年3月11日の日経新聞によると、投資信託の資金流出が注目されてきました。
流出規模は、2021年5月から累計15兆円にも達しています。
記事では*「投信のなかでも運用成績の悪化が目立つのが、ファンドマネージャーが銘柄を選別するアクティブ投信だ」と報じていました。
そう言われる理由は何でしょうか。
※引用元 日本経済新聞 『世界の投信15兆円流出 IT集中投資が裏目、株安に拍車』2022年3月11日
インデックス型とアクティブ型とは?
インデックスとは指数のことです。
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)をニュースで目にするでしょう。
こうした指数と同じように値動きする投資信託をインデックス型と呼びます。
アクティブ型とは市場平均よりも良いリターンを得ることを目指す運用方針です。
日経新聞の記事では*「20年に大型株対象の米国のアクティブ投信で運用成績が市場平均を下回ったのは約6割に上った」と報じています。
※引用元 日本経済新聞 『世界の投信15兆円流出 IT集中投資が裏目、株安に拍車』2022年3月11日
大型株アクティブファンド 20年間で93.8%がベンチマークに届かない
長期運用した場合、アクティブファンドとインデックスファンドがどうなるかが気になるところでしょう。
20年間運用した場合、*93.8%のアクティブファンドは、インデックスに届いていません。これが事実なのです。
(*米国S&P500インデックスとの比較データ)
S&P ダウ・ジョーンズインデックス社が2021年9月22日(現地9月21日)に発表したデータがあります。
「Percentage of U.S. Equity Funds Underperforming Their Benchmarks」という2021年6月30日時点の10年(10y)と20年(20y)のデータです。
All Large-Cap Funds : S&P500
10Y : 82.51% 20Y : 93.80%
※2021年9月22日発表 S&P「SPIVA U.S. Scorecard」より引用(データは2021年6月30日時点)
長期運用でインデックスを上回るファンド(投資信託)は1割にも満たないことがわかりました。
現実的な結果は、*約93.8%がインデックスを下回る運用結果となったのです。
(*米国S&P500インデックスとの比較データ)
もう少し細かく見ていきましょう。
1年間という短期では、S&P500を下回るファンドは58.20%です。
しかし20年間になると、93.8%が下回ったのです。
※2021年9月22日発表 S&P「SPIVA U.S. Scorecard」より(データは2021年6月30日時点)
世界的にアクティブ→インデックスが顕著に
アクティブ型はプロのファンドマネージャーが銘柄を選別してくれます。
ファンドマネージャーが選別してくれるなら、だれでも安心できる方法と感じるかもしれません。
ですが、世界的にはインデックス型に注目が集まっているのです。
最近では日本国内でインデックス型投資信託の残高が2位になりました。
こうした現実を理解することが、失敗を防ぐことにつながるのではないでしょうか。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、アクティブ型とインデックス型について執筆いただきました。
RIA JAPANではアクティブ型のパフォーマンス低迷について警鐘を鳴らしてきました。
下記のリンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
関連記事
・ダイヤモンドオンライン
アメリカの運用トレンドアクティブ運用は解約してインデックス運用へ
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P166よりアクティブ型からインデックス型へ世界的な潮流であることを解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
・著書「iDeCo+NISA・つみたてNISA プロの運用教えてあげる!」
P50「インデックス運用って何?」にて解説しています。
「プロの運用教えてあげる!」Amazonページ
・YouTubeチャンネル「所長解説のおカネ学」
世界の時流のインデックス運用とは?【トクするおカネ学】
・マイベストプロ
アクティブ型とインデックス型とは?
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第25回目)。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
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