相場下落で見直し!手遅れになる前に注意すべきコトは?
世界のETFは8兆7130億ドル規模、7,878本 に達しました。
(データ ETFGI 2021年4月30日時点)
日本円にすると、949兆1,070億円、という規模です。
USDJPY=108.93 三菱リサーチ&コンサルティング
14年で世界ETF規模が約15倍もの成長
筆者が海外ETFに出会った2007年の直前、2006年末はETFの規模は5,790億ドル 729本でした。
現在の規模は約15倍、本数は約10倍 に成長しています。
2021年4月末時点での世界のETF・ETPへの投資額は過去最高を記録しました。
その額は8兆9500億ドルにも及び、資金流入額でも1,053億7,000万ドルで、
23か月連続で増加しています(ETP:コモディティなどの上場プロダクツを含む)。
世界がETFに注目するポイント 低コスト・高い流動性
ETFは低コストが大きな注目点です。
販売手数料がゼロで、投資信託報酬も一般的な投信よりもはるかに低く抑えられています。
このような仕組みを筆者はノーベル賞ものだと思うほどです。
世界の投資家が金融危機(いわゆるリーマンショック)時に、ETFの優位性に気付きました。
それまで投資していた流動性の低い資産は、換金できないリスクが高いことを学んだからです。
ETFは換金性である流動性に優れていることが明白になったのです。
世界がETFに注目するポイント 透明性の高さ
透明性の高さも特徴です。
ETFの多くはインデックス(=指標)に連動しています。例えば日経平均株価が前日比1%上昇すれば、日経平均ETFの価格も約1%上昇するといった仕組みです。
この事例では値動きが同じ方向性で、「何に投資しているか」といった投資対象がわかりやすいのです。開示された資料からETFの保有銘柄を投資家自身で知ることが可能です。そしてETFの価格は海外であってもほぼリアルタイムに知ることができます。
証券口座やウェブサイトを通じて知ることができるのです。
情報が大きく開示されており自分でも価格の調査ができるため、高い透明性を誇っています。
これだけの特徴を持つのですから、気が付いた投資家がどんどんETFを利用しているのです。
なぜ日本でETFがあまり勧められてこなかったか
投資家にとってメリットの多いETFは、日本では銀行や窓口でオススメされることがほとんどありません。
なぜだか疑問に思わないでしょうか?
ここまで世界の投資家が注目して成長してきたのに、販売者が勧めないのは隠れた事情があるからです。
販売者は手数料の高いファンドを売れば、キックバックを受けます。
販売者も成績を上げなければいけませんし、所属している企業に利益をもたらすことも求められます。
投資家が運用を成功させることよりも、利益を上げてインセンティブを得ることが重視されがちです。
その結果、販売者の利益と投資家の利益が別方向になってしまうのです。
ETFは非常に優秀ながら、日本ではあまり目立たない存在でした。
知らぬ間に高コストな運用となっていて、運用成績が伸びない投資家もいるでしょう。
プロが使う世界のスタンダードである「ETF」を投資ツールとして検討してみてほしいと思います。
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