リファスタ|10/11ダイヤ9月相場 0.3ct+3.2%

杉兼太朗

杉兼太朗

テーマ:ダイヤ相場

おはようございます、リファスタです。本日は、ダイヤモンド相場の月次特集をお届けします。

■結論:9月のダイヤモンド相場は、全サイズで上がりました


サイズ9月8月年初来
0.30ct+3.2%+2.0%+15.1%
0.50ct+2.5%+2.5%+5.8%
1ct+0.3%+0.5%—
3ct+1.5%▲0.4%—


世界の業者間取引の指標であるRAPI(ラパポート・ダイヤモンド指数)の9月分は、0.30ctが+3.2%、0.50ctが+2.5%、1ctが+0.3%、3ctが+1.5%でした。4サイズそろっての上げです(Rapaport 9月分 https://rapaport.com/news/small-diamonds-lead-price-gains-in-september/)。1ctは8月に15か月ぶりに上がり、9月で2か月続けての上げとなりました(Rapaport 8月分 https://rapaport.com/news/diamond-price-recovery-broadens-further-in-august/)。

■なぜ上がったのか

一番の理由は、供給が減ったことです。これまでの値下がりを受けて、鉱山会社や研磨業者が生産を絞りました。少ない供給に需要の戻りが重なり、値段が押し上げられています(Rapaport https://rapaport.com/news/small-diamonds-lead-price-gains-in-september/)。

  • 米国の小売店が、1〜2ctのラウンドを積極的に仕入れました。
  • 2ct以上の大粒も堅調でした。
  • 9月11日には、0.30〜0.69ctの高品質なラウンドについて、業界の基準価格表(ラパポート価格表)が引き上げられました。

鉱山の側でも縮小が続いています。カナダの鉱山会社は鉱山の持ち分をデビアスに手放し(Rapaport https://rapaport.com/news/mountain-province-gives-de-beers-its-share-of-gahcho-kue-deposit/)、別の鉱山会社は事業の売却も含めて検討に入りました(Rapaport https://rapaport.com/news/petra-eyes-potential-sale-of-business-amid-financial-struggles/)。

■上がっていないもの

一方で、小さく品質の低いダイヤは、ラボグロウン(人工ダイヤ)との競合で値下がりの圧力が続いています。形でも差があり、ラウンド(丸型)がそれ以外のカットより強い動きでした。9月の香港の宝飾展では2ct以上の需要が堅調だった一方、中国からの買い手は少なく、小粒で品質の低い石は動きにくかったと報じられています(Rapaport https://rapaport.com/news/small-diamonds-lead-price-gains-in-september/)。

■天然とラボグロウンは「別のもの」へ

世界ダイヤモンド取引所連盟の会長は、天然とラボグロウンは「別のカテゴリー」として扱うべきだと述べ、請求書や鑑定書での明確な表示を求めました(Rapaport https://rapaport.com/news/wfdb-president-synthetics-and-natural-distinct-categories/)。天然ダイヤの業界団体も名前を改め、天然と人工をはっきり区別する方針を打ち出しています(Rapaport https://rapaport.com/news/natural-diamond-council-rebrands-as-diamond-collective/)。一方で、天然の原石の形に似せて作られたラボグロウンも見つかっています(Rapaport https://rapaport.com/news/de-beers-analyzes-lab-grown-stone-imitating-rough-natural-diamond/)。見た目では区別できない時代だからこそ、鑑別の根拠が大切になります。

■ダイヤをお持ちの方へ:査定で見るポイント

RAPIは海外の業者間の「売り希望価格」の指数です。日本の買取価格が、そのまま同じ率で動くわけではありません。そのうえで、ご自宅のダイヤを見るときのポイントは次の4つです。

  • 中石と脇石を分けて見る:1ct前後の中石は値段が戻りつつあります。周りの小さな脇石(メレ)は、品質によって値段がつきにくいことがあります。
  • 鑑定書を一緒にお持ちいただく:GIAなどの鑑定書があれば、サイズ・色・透明度を確認しやすくなります。
  • 形を確かめる:同じ重さでも、ラウンドとそれ以外のカットでは相場の動きが違います。
  • 天然かラボグロウンかを確かめる:見た目では分からないため、査定の場で根拠をお見せします。


■10月の見どころ

米国では年末商戦の売上が前年より4〜4.8%増えると予測されており(Rapaport https://rapaport.com/news/deloitte-holiday-spending-to-reach-1-71t/)、宝飾品の仕入れが進む時期に入ります。インドでは、祭りの時期がずれて10月以降に需要が移る見込みです(Rapaport https://rapaport.com/news/titan-sees-surge-in-diamond-jewelry-sales-in-second-quarter/)。10月分のRAPIは、11月の第1週に発表される見込みです。

毎朝お届けするこのレポートが、皆さんの一日の判断材料となれば幸いです。

【本日の営業・店舗情報】

  • 本日10/11(日)は東京池袋本店・大阪心斎橋店ともに定休日です。LINE査定・宅配買取は通常どおり受け付けております。明日10/12(月・祝)は両店舗とも営業日で、両店舗ともに完全予約制、10:00〜17:00(店頭最終受付16:00)のご案内となります。
  • LINE査定 https://lin.ee/Ya5d9z


【お知らせ】

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※本レポートは情報提供を目的としており、投資・売却の判断を推奨するものではありません。

【データ出典】

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杉兼太朗
専門家

杉兼太朗(貴金属・宝石・ブランド品買取業)

ラウンジデザイナーズ株式会社 リファスタ

貴金属、宝石、ブランド品を買い取り、価値を正当に評価して次世代へとつなぎます。無料LINE査定や宅配買取にも対応し、急な資金の用立てや、終活、遺品整理といった幅広い顧客のニーズに寄り添います。

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