8/27(火)本日の貴金属市況〜金価格が上昇、前日比88円プラスの12,788円
2026年5月第2週:金相場とダイヤモンド市場の最新動向
おはようございます。リファスタの杉でございます。今回は、2026年5月第2週の金相場とダイヤモンド市場の最新動向についてお伝えします。
今週も金相場が動きました。
国内の金スポット価格は5月5日の23,025円/グラムから、5月8日金曜日には23,847円/グラムまで上昇し、週間で約2%の上昇となっています。
もし手元に金のアクセサリーや地金をお持ちの方は、この水準をぜひ一つの判断材料にしてください。
この動画を見ると、今週の金相場が上昇した理由・翌週の値動き予測・ダイヤモンド市場の動向の3点が分かるようになっています。
| 指標名称 | 今週末価格 | 前週比 |
|---|---|---|
| 国内金スポット価格 | 23,847円/グラム | +2.05% |
| 国際金価格(XAU/USD) | 4,733.30ドル/オンス | +2.23% |
| ドル円相場 | 156.70円 | ▲0.18% |
① 今週の国内金価格──週間+2%の反発、円安効果は限定的
5月5日から8日の週において、国内金スポット価格は23,025円〜23,847円/グラムのレンジで推移し、週末終値は23,847円でした。
前週末(4月30日〜5月1日の23,367円)と比べると+480円、+2.05%の上昇です。
一方で前月同週(4月7〜10日の24,360円)と比べると▲2.1%下回っており、4月後半から続いた下落トレンドの途中にいることがわかります。
注目すべきは、今週の上昇を円安が支えたわけではない点です。
ドル円は156.70円と前週比ほぼ横ばい(▲0.18%)でした。
つまり今週の国内金価格上昇は、純粋に国際金価格(ドル建て)の上昇が牽引したものです。
国際金価格(XAU/USD)は4,733.30ドル/オンスで週を終え、前週比+2.23%となりました。
1年前の同週(2025年5月)の国内金価格は約15,246円/グラムでしたので、前年同週比では+56%という驚異的な水準にあります。
52週移動平均との比較でも、現在の価格は52週平均を約20%上回っており、中長期の上昇トレンドは継続しています。
② 国際金価格を動かした3つのニュース──地政学・FRB・米中
今週の国際金価格が上昇した背景には、3つの要因が絡んでいます。
- 第1は地政学リスクの継続です。
- 昨年2025年5月にインドがパキスタン国内の拠点をミサイルで攻撃した「オペレーション・シンドゥール」以降、南アジア情勢は緊迫した状態が続いています。
- 核保有国同士の衝突リスクは世界の投資家を安全資産へと向かわせており、金の買い需要を下支えしています。
- 第2はFRBの金利据え置きです。
- 米連邦準備制度は今週も政策金利を据え置き、米10年国債利回りは4.362%と前週比ほぼ横ばいで推移しました。
- 金利が高止まりすると通常は金に不利ですが、「利下げはしないが利上げもしない」という現状維持姿勢が、大きな売り圧力にはなっていません。
- 金価格と米10年債利回りの52週相関係数は−0.374で、逆相関は維持されています。
- 第3は米中通商協議です。
- ジュネーブでの米中関税交渉で一定の進展が報じられており、市場のリスク許容度が若干改善しました。
ただし、金は週間で+2.23%上昇しており、地政学リスクへの安全逃避需要がリスクオン圧力を上回ったことを示しています。
③ 翌週(5/12〜5/16)の価格予測──基本シナリオは23,600〜24,100円/g
テクニカル面を確認します。
14日RSIは52.6と中立域にあり、過熱も売られ過ぎもありません。
MACDはマイナス圏にあるものの、ヒストグラムが+9.57とシグナルラインとの差が縮まっており、上昇モメンタムが回復途上にあります。
ボリンジャーバンド(20日・2σ)では、現値4,733ドルが中央線4,696を上回り、上限4,888ドルに向かって拡大中です。
翌週の基本シナリオは、国際金価格4,680〜4,780ドル/オンス、国内換算で23,600〜24,100円/グラムのレンジを予測します(確率55%)。
- 弱気シナリオ(確率20%):米中関税協議が包括合意に至る場合、4,500〜4,620ドルへの下落。
- 強気シナリオ(確率25%):インド・パキスタン情勢の再緊張や中東リスクが高まれば、4,800〜4,890ドル超えの上昇。
なお今週の日次価格変動はすべて統計的な正常範囲内(±3σ以内)にあり、異常値は発生していません。
④ ダイヤモンド市場──Rapaportの最新コメント
業界ベンチマークを定めるRapaportの市場コメントですが、今週は新たなコメント更新が確認できませんでした。
過去の市場動向として、米国の高関税措置がダイヤモンド輸入業者に与える影響について業界の約90%が懸念を示しており、ラボグロウンダイヤモンドへの代替は限定的とされています。
ダイヤモンド市場はインド・パキスタン情勢の影響も受けており、インドは世界最大のダイヤモンド研磨国であることから、南アジアの地政学リスクはダイヤモンドサプライチェーンにも影響します。
まとめ
以上となります。
今週の国内金価格は23,847円/グラムで週を終え、前週比+2.05%の反発となりました。
国際金価格は4,733ドルと52週移動平均(4,088ドル)を約16%上回って推移しており、1年前比では+56%という水準にあります。
翌週は23,600〜24,100円/グラムのレンジを基本シナリオとして想定します。
私、リファスタの杉からのメッセージです。
金相場が高い水準にある今、「今が売りどきかどうか迷っている」というお声を多くいただきます。
その答えは一人ひとりのご事情によって異なります。
リファスタでは、相場情報を正直にお伝えしながら、皆さまの状況に合った判断をともに考えるお手伝いをしています。
今週の相場をご覧になって「そろそろかな」と感じた方は、まずはお気軽にご相談ください。
毎週土曜日の9時に皆さまとここでお会いできることを、心から楽しみにしています。
リファスタの杉でした。では!
★免責事項:本動画・原稿における価格情報および予測は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の投資・売却を推奨するものではありません。実際の取引にあたっては、最新の市場情報をご確認のうえ、ご自身の判断と責任においてご対応ください。


