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ノー残業手当は本当に効果を発揮するのか?

安澤武郎

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テーマ:社会を知る

昨今、長時間労働の見直しが推進されている。
先日もある企業でそのようなご相談を受けた。
残業を削減しようとしてもなかなか減らないということだが、
社内では残業時間の削減目標があり、社員は帰宅時間の目標を決めて早く帰るように心がけている。

実際に、「どのように仕事を減らしているのか?」社員の方にインタビューをしてみた。
すると、「家族が寝た後自宅のPCで仕事をしています。」
「マネージャーは、残業が減ったと喜んでいるけど違うと思います。
 結構、日曜日には仕事をしているし、仕事量は減ってないですから。」
との意見が出てきた。

残業時間の削減という目標だけを追い求め、社員の頑張りにだけ依存すると
このような状況になってもおかしくない。
長時間労働削減の目的が「労基署に示すため」になっていて、
社員満足、社員の幸せは置き去りにされている。

長時間労働問題は
「制度」と「精神」の両面からの改革が必要で、
「仕事の減らし方」の着眼点を指導したり、
そもそもの目的を持たせないと社員のエネルギーは削がれていく。

しっかり本質に目を向けて、良い職場環境が増えることを願っています。
拙著はそのような課題解決に役立ちます。
参考にして頂ければと思います。
→新著:『ひとつ上の思考力』はこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/4295400718/

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安澤武郎
専門家

安澤武郎(経営コンサルタント)

株式会社熱中する組織

どのような組織にも「常識の壁」「アクションの壁」「スキルの壁」「仕事のやり方の壁」「コミュニケーションの壁」「情熱の壁」があり、能力を活かしきれていません。その壁を取り除き、組織を生まれ変わらせます。

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