文化の違いによるコミュニケーションのあり方①
昨今、長時間労働の見直しが推進されている。
先日もある企業でそのようなご相談を受けた。
残業を削減しようとしてもなかなか減らないということだが、
社内では残業時間の削減目標があり、社員は帰宅時間の目標を決めて早く帰るように心がけている。
実際に、「どのように仕事を減らしているのか?」社員の方にインタビューをしてみた。
すると、「家族が寝た後自宅のPCで仕事をしています。」
「マネージャーは、残業が減ったと喜んでいるけど違うと思います。
結構、日曜日には仕事をしているし、仕事量は減ってないですから。」
との意見が出てきた。
残業時間の削減という目標だけを追い求め、社員の頑張りにだけ依存すると
このような状況になってもおかしくない。
長時間労働削減の目的が「労基署に示すため」になっていて、
社員満足、社員の幸せは置き去りにされている。
長時間労働問題は
「制度」と「精神」の両面からの改革が必要で、
「仕事の減らし方」の着眼点を指導したり、
そもそもの目的を持たせないと社員のエネルギーは削がれていく。
しっかり本質に目を向けて、良い職場環境が増えることを願っています。
拙著はそのような課題解決に役立ちます。
参考にして頂ければと思います。
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