年始の目標を立てた人のうち80%が2月半ばまでに脱落している
皆さんは、「面白い文章を書くコツ」「読みやすい文章を書くコツ」をご存知でしょうか?
ふと気になって、複数の方に伺ってみたのですが、
明確な答えを持った方には出会えませんでした。
なぜ、明確な答えを持った方がいないのでしょうか?
その理由は単純です。「そういうことを考えたことがない」からです。
仕事の中だけでなく、プライベートでも誰もが文章を書いています。
しかし、「うまく書くためのコツ」を考えながら書いている人は稀だということです。
作家や物書きの方々は、文章表現の仕方を追求されているので、
少なからずコツを持たれています。
「プリンセストヨトミ」や「鴨川ホルモー」を書かれている万城目学さんは、
「文章を短めにして、テンポを良くする」というコツを持たれているようです。
また本田健さんは、人のタイプを4つに分けて捉えるメソッドを持たれていて、
「その4つのタイプの人間から見てどう感じるか、
自分の文章を4タイプの感じ方を想定して読み直す」ということをしておられるそうです。
何が言いたいかと言いますと、
「成長するためのコツ」「育成するためのコツ」というものも存在するが、
「文章の書き方のコツ」と同じように、
意図して行わないとなかなか自分のものになっていかない、ということです。
振り返る時になって考えていては多くを得ることはできません。
実行する前に、「こうすればうまくいくのではないか?」と想定し、
試していくことで、様々なアプローチを身につけていくことができます。
逆に、折角の機会や経験を得ているのに、意図して行っていないことで、
いつまでたっても「コツ」は自覚できず、もったいない人も存在します。
今「育成のコツ」を持ち合わせていない人や組織でも、
これからいくらでも力をつけていくことはできます。
「育成のコツ」「成長のコツ」は人によって違ってくるでしょうし、正解はありません。
だからといって、闇雲に取り組んで良いということではありません。
「こうすると上手くいくのではないか?」という仮説を持ち、一歩目を踏み出すことが大事です。
そこからしか何事も始まりません。
是非、2016年を素晴らしい一年にするために、
「具体的な新たな一歩」を踏み出して頂きたいと思います。
これからの世の中では、人の仕事の多くは機械に取って代わられます。
「あり方の追求」や「人と心のつながりをつくる力」など、
人にしかできない部分を磨いた企業や人が生き残っていくでしょう。
そういう意味で、「人を育て、人の力によって、企業価値を高める」取り組みは
地道に頑張っていくべき営みです。
10年後に後悔しないために、
10年後に自分の会社を業界の中で最も輝く企業にするために、
「具体的な新たな一歩」を踏み出して頂きたいと思います。
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ペネトラ・コンサルティング株式会社
代表取締役 安澤武郎
公式サイト:http://penetra.jp/
お問合せ: info@penetra.jp
著書:『壁をうち破る方法』はこちら
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