一生使える技術を身につけよう① 〜 身についたかどうかの基準は何?
以前、聴く技術というコラムを書かせて頂いたが、
新人に「もう少し簡単に教えることはできないか?」
ということを言われたので、「すぐわかる」シリーズとして
「きく」について書いてみたいと思う。
「きく」というスキルに関して、日本語には3つの単語が存在する。
「聞く」・・・受動的、話をきく
「聴く」・・・能動的、相手のことを知るためにきく
「訊く」・・・能動的、わからないことを尋ねる
そう書いたとしても、なかなかイメージできない人には英語で説明する。
「聞く」・・・hear
「聴く」・・・listen
「訊く」・・・ask
どれも大事で、なんとなく理解してもらえる。
しかし、なんとなく分かったと思っている人も
「hear」と「listen」の違いが実感として分からないケースがある。
そのような場合は、「ドリームガールズ」という映画を観てもらう。
ミュージカル映画には好き嫌いがあるかもしれないが、
面白い映画なので、エンターテインメントとしても十分楽しめる。
黒人がまだ差別されているアメリカ社会で、
音楽の世界でスターダムにのし上がっていく黒人チームのエネルギーが素晴らしい。
で、「きく」とどう関係があるの?
ということなのですが、
映画のラストでビヨンセが歌う歌が「listen」なのだ。
心の声を聞いてほしいというビヨンセの魂の叫びを聞いて、
聴けていると思った時が失敗のはじまりだということが学べます。
そう「listenは深さが大事」なのです。
参考までに、ビヨンセの「listen」
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ペネトラ・コンサルティング株式会社
代表取締役 安澤武郎
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