人に向き合わず、課題に向き合う(問題解決における対話の基本 その①)
人を育てる時に
「振り返り」をさせることは必須のマネジメントです。
しかしながら、同じように振り返りをさせていても
部下の成長速度は同じではありません。
ちょっとしたコツで成長速度を飛躍的に改善できます。
振り返りをする前に、どんな振り返りが良いか考えさせるのです。
例えば、ゴルフの話で質問してみるとこうなります。
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「良いショットが何回かあったけど、目標のスコアに1打及ばなかった」
という時に、「良いショットができた」だけの評価になりますか?
それとも、「良いショットがあって良かった」という満足感があり、
「良いメンバーと回れた」と感謝をする一方で、
「どうすれば目標超えられたかな?」
「あそこのショットさえうまくできていれば」
「どういう精神状態にすれば良かったか」
「どんな点に気をつければよかったか」などと考える人ですか?
また、考えて終わりなのか?
考えた上で、課題と対策をメモし、
次の練習で改善にトライしたり、
次のラウンド前に見返して、少しでもスコアを伸ばそうとするタイプですか?
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仕事もゴルフも上達する為に必要なことは同じです。
振り返りとは「自分の出したい結果・成果に向き合うこと」です。
では、この場合、出したい成果ってどんなものでしょう?
良いショットをすることもあるでしょう。
一緒に回る仲間に「一緒に回って良かった」と思ってもらうこともあるでしょう。
そして、目標のスコアをクリアすることでしょう。
成長速度の速い人は多くの出したい結果を持っていると思いませんか?
チームメンバーからの報告書をチェックしてみるとどうでしょう?
どれだけ「出したい成果」と向き合えているでしょうか?
「~やりました」で終わっていたら要注意です。
是非、目標のスコアをクリアしたら、
「次はこんなスコア出してやる!」と、「欲」をかいて
挑戦してみるチームを作ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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