令和2年(2020年)、令和3年(2021年)の国際離婚件数他、メルマガ第229回、2024.8.1発行
メルマガ第157回
在留外国人の人数・統計より2 2017.6.1発行
行政書士の折本徹と申します。
いよいよ、6月に入りました。
梅雨の時期になりました。
本格的に暑さが続く時期ではありませんが、蒸し暑い日も多いので、
健康に留意して過ごしてください。
今年も、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介・簡単なコメントや、
このメルマガは、平成14年(2002年)の10月から発行しているので、
過去と現在は、どのように違ってきているのか、の視点で書きたい、
とも考えています。
前回、在留している外国人の国別の数字を紹介しましたが、
2016(平成28)年末の数字ではなく、
2015(平成27)年末の数字でした。
大変、申し訳ありませんでした。
再度、主な国の在留外国人の数字を紹介します
全体
2016(平成28.12)--2,382,822
2012(平成24.12)--2,033,656
up--349,166
在留中国人
2016.12(平成28.12)--695,522
2012.12(平成24.12)--652,595
up--42,927
在留韓国人
2016.12(平成28.12)--453,096
2112.12(平成24.12)--489,431
down--36,335
在留フィリピン人
2016.12(平成28.12)--243,662
2012.12(平成24.12)--202,985
up-40,677
在留ベトナム人
2016.12(平成28.12)--199,990
2012.12(平成24.12)---52,367
up-147,623
在留ブラジル人
2016.12(平成28.12)--180,923
2012.12(平成24.12)--190,609
down--9,686
在留ネパール人
2016.12(平成28.12)--67,470
2012.12(平成24.12)--24,071
up--43,399
在留台湾人
2016.12(平成28.12)--52,768
2012.12(平成24.12)--22,775
up--29,993
在留タイ人
2016.12(平成28.12)—-47,647
2012.12(平成24.12)—-40,133
up—7,514
在留ペルー人
2016.12(平成28.12)—-47,740
2012.12(平成28.12)—-49,255
down-1,515
です。
今回は、入国管理局が公表している情報を基に、
在留している外国人の何の活動が増えているのか?を見てみたいと思います。
在留資格別の統計で見てみます。
在留資格は、ざっくりですが
「活動が制限されているもの」
「日本人や永住者などに身分が繋がっているもの」
に分けられます。
2016(平成28.12)--2,382,822
2012(平成24.12)--2,033,656
up--349,166
ですが、数が増加している代表的な在留資格を挙げてみます。
永住者
2016(平成28.12)—-727,111
2012(平成24.12)—-624,501
で、約10万人の増加ですが、既存の在留資格からの移行(変更)なので、
純粋に外国人の新規数が増えたわけではありません。
留学「活動が制限されているもの」
2016(平成28.12)—277,331
2012(平成24.12)—180,919
で、約、9万7千人の増加です。既存の在留資格からの移行(変更)は少ないので、
純粋に新規数で増えていることが推測されます。
技能実習生「活動が制限されているもの」
2016(平成28.12)—228,588
2012(平成24.12)—151,477
で、約7万7千人の増加です、こちらも、既存の在留資格からの移行(変更)は少ないので、
純粋に新規数で増えていることが推測されます。
技術・人文知識・国際業務「活動が制限されているもの」
2016(平成28.12)—161,124
2012(平成24.12)-111,994
で、約4万9千人の増加です。既存の在留資格からの移行(変更)が多い、と推測されます。
増加数は少ないのですが、増加率が高い在留資格を3つ紹介します。
経営・管理「活動が制限されているもの」
2016(平成28.12)—21,877
2012(平成24.12)—12,609
で、約9千人の増加です。これも、既存の在留資格からの移行(変更)もあります。
特定活動「活動が制限されているもの」
2016(平成28.12)—47,039
2012(平成24.12)—20,159
で、約2万7千人の増加です。増加率が2倍以上です。
在留資格「特定活動」は、法務大臣が個々の外国人について特に指定する活動です。
誤解を恐れずに言えば、ロングテール的な活動、です。
医療「活動が制限されているもの」
2016(平成28.12)—1,342
2012(平成24.12)—--412
で、930人の増加ですが、増加率は3倍以上です。
医療関係の国家資格に合格しなければ、在留資格「医療」は得られないので、
フィリピンやベトナム、インドネシアのEPA看護師の影響もあるかもしれませんが、
医療関係の国家資格が注目されてきているのだな、と思います。
2012(平成24)12月に比べて、2016(平成28)12月現在で、
全体で約35万人増加しています。
そのうち、留学生と技能実習生の合計で、約17万3千人に増加しており、
約半分を占めていることが統計でわかります。
今回はここまでです。
次回も、入国管理局が公表している情報を基に、
在留している外国人の何の活動が増えているのか?を見てみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、15年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
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