【ファンづくりのエッセンス!】スーパー向け★Part.6★魔法の言葉集
リモートでの採用面接が多くなっています。対面と違い応募者の把握に苦労している人事採用担当者が多くいるようです。採用面接官研修の参加者からこのような質問がありましたのでお答えしました。
Q1.リモート面接だけで内定は出せますか?
A.「可能です」
採用を決定するためには結果的に役員面接まできて、直接対面で確認しないと不安になるようです。実際に入社してから、「こんなはずではなかった」という間違いをしたくないという思いがあるのでしょう。しかし、その「間違い」とはどんなことがあるのか考えてみましょう。おそらく「こんなはずではなかった」というのは、対面面接でも少なからずあるものです。また、それらの多くは面接での質問による見極めで解決していくしかないのです。リモート面接では表情と会話の内容から応募者を見極めることができますから、対面以上に集中できる環境にあると思います。逆に、リモートで確認できない外見に関することなどは、特別な仕事を除いてはほとんど業務に影響するものではないと思います。
応募者の経験や知識、活動実績が必要ではなく、そのプロセスでの行動力、思考力をしっかりと質問で探り、能力(コンピテンシー)を把握しましょう。その能力を私は、「持続性」「好奇心」「チャレンジ性」「柔軟性」「楽観性」と考えます。これらは本人と直接会わなければわからないことではないのです。面接の精度を上げることに集中して、自信をもって内定を出してください。
Q2.リモートでインターンは可能ですか?
A.「可能です」
新型コロナの影響でインターンにて接点のあった学生に対し、積極的に内定を出している企業が多いようです。それだけインターンが重要視されています。では、来年度の採用はどうでしょう。これだけリモート環境が必須になってくると、これからのインターンも疎かになっていきます。私の結論は、来年度からの採用に向けて「リモートでのインターンを強化せよ」です。
では、どういうやり方があるかご紹介します。
①会社紹介の資料をリモートで提供し、人事担当者がその特徴を解説していきます。組織が従業員にどう価値を提供していくのか、働きがいや教育体系、フォロー体制などを紹介しましょう。
②バーチャルオフィスツアーや、仕事の内容、進め方などを動画で紹介します。先輩や管理職の方に案内してもらう方がいいと思います。
③先輩の声、管理職の言葉などを積極的に動画で参加させます。また、座談会形式でも良いと思います。一体感を作り出して応募者から積極的に質問をしてもらいましょう。部署ごとに開催したり、階層ごとの開催もいいかもしれません。目的は、どんな仕事をどんな考えでやっているのかを多く知ることです。また、応募者の思考を把握するチャンスでもあります。
④応募者を集めリモート会議を実施します。課題を設定しグループ討議をしていただきます。テーマに沿って話し合いをしながら、結果を発表していただきます。ZOOMミーティング機能を使うと良いでしょう。テーマは、「どんな商品が好まれるか?」などの顧客に対するサービスの内容や、「仕事に悩んでいる人へどうフォローしていけばいいか?」などの社内環境に関する題材を提供すると良いでしょう。何日か間隔をあけ、競合調査の機会や、自社調査の期間を作り、話し合う期間を設定します。また、発表に対して、組織の管理職が講評をしながら、仕事の重要性を認識していきます。
以上4つを紹介しましたが、他にもいろいろな方法にチャレンジしている企業があります。今年はリモート・インターンの元年になるでしょう。
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