最近の転職・再就職の相談から
【はじめに】
貴方にも経験がありませんか?
常日頃から愚痴や不満しか口にしない輩は?
周囲の空気を全く読めず、ひたすら自己弁護や
正当性を訴えてくるようなタイプとは距離を置きたいものです。
この対極にはなぜか人が集まってくる、
何か集まりを企画する際に必ず声掛けされるタイプがいます。
20代の新社会人ならまだしも
60代を迎えても全く変化のないケースも
決して少なくはないのです。
この違い、どういう理由から出てしまうのでしょうか?
【ポジティブとネガティブ】
貴方の周囲にもいると思いますし、
もしかしたらあなた自身がこう考えていませんか?
~こんな仕事をこの私にさせるなんて!
~私がやりたいのはもっと高次な仕事なんだ!
~私の実力が認められないのはあの上司のせいだ!
私が会社員、
それも管理職になった頃によく見聞きした話です。
なかには同期や直属の先輩社員からも聞いたフレーズでした。
概ねこのタイプの方は仕事の場を離れても
同じ様に日々の生活に関しても不満や愚痴、自分勝手な理論を
繰り返すだけで全く有意義な時間を過ごせません。
極端な事例では仕事を離れた集まり、同期会やOB会等には
関心を持つのですが、決して幹事役や主催役にはなりません。
そのくせ誘われなかった場合には主催者への不満だけを口にします。
恐らく自分でも主催者になっても誰も参加しないだろうことは
自覚はしているのでしょう、だからこそ参加して自己顕示を図る…
肝心の仕事の場面でも自ら提案したり、旗振り役には決してならず
あくまでも上の指示に従って仕事をこなす、その結果が芳しくなければ
上の指示が悪いとか計画自体に無理があった、と後から口にします。
「こうなると思っていたんだよね~」
「僕が課長の立場だったらこんな選択はしなかった。」
後から評論だけなら社内一?といったスタンスです。
おまけに評論自体もその後の会議の場や反省会の場では
決して口にせず、口を開くのは全てアフター5の場で、
おまけに同僚や部下に対してだけ。
私の場合はこの手の人物に「たられば〇〇」とあだ名をつけて
距離をとるようにしてきました。
これに対して常に前向きな発言を公の場でしたり、
まず率先して行動に移すといった人物には黙っていても
人は集いますし、一緒に仕事をしたいと思わせてくれます。
一部の例かもしれませんが、会社や仕事に不満を持つ若い社員は
自分の不満にすぐに共鳴し、同調するような先輩よりも
年下の自分の短慮をたしなめてくれたり別の視点で仕事に向き合えと言った
指示やアドバイスをくれる先輩を求めているという話を聞きました。
こういった考えを持っている若手はたぶん、
自身もポジティブな性格の持ち主であり、同じような考えの先輩に共鳴し、
見習うべき先輩の見極めが出来る人材だと思います。
自分の不満にすぐ同調し、揃って愚痴を口にするような先輩を求める
こういった部下は残念ながらネガティブな後継者になるようです。
何か問題に直面した際に、全て他人、外部の責任によったものと考えるか
自分にも責任の一端があるのでは、この問題解決は自分の成長に繋がると
考えることが出来るかの差は非常に大きなものとなって将来に影響します。
繰り返しになりますが、
仕事の場だけではなく、プライベートな場でもこの差は生じてきます。
その結果は前段で書いたように
周囲から避けられる人生になるか、周囲から慕われる人生になるか
はっきりとした違いとなって出てくるのです。
【終わりに】
ネガティブとポジティブ、
誰も最初からネガティブ志向だった訳ではないはずです。
何かのアクシデント、何かのトラブル、
これに遭遇した時にどういう対応をしたか?
いきなり致命傷を負うようなトラブルは少ないはずです、
多くの場合は小さなトラブルの積み重ねが致命傷になる。
その結果、事に対して挑むことを止め、避ける事を選び始める。
世間では「闘争と逃走」という言葉で表しますが、まさにその通りでしょう。
これ以外でも自分の主張がないタイプや他人の言葉に過剰反応するタイプも
周囲からはネガティブなタイプと見做されることが少なくありません。
「顔色良くないけど、大丈夫?」「最近太った?」
こんなあいさつ程度の会話に過剰に反応して自分から周囲に
「顔色悪くなってない?病院行った方がいいかな?」
「太って見えるかな、やせた方がいいかな?」等など
まともに受け止めてしまい悩み始めるタイプも扱いにくいものです。
ポジティブな方なら「お前よりは顔色良いぜ!鏡観てこい!」
「この歳で痩せこけてたら大切な相談なんてしたくないだろう?」
等の切り返しを瞬時にすることでその場で変な空気を一掃出来るのですが…
20代30代ならまだ周囲の協力があれば修正は可能でしょう。
ですが残念ながら60代になっていてはどうでしょうか?
協力してくれる人物はとっくに周囲から消え去り、
逆に距離を置かれているのが現状でしょう。
加えて自身にも軌道修正をする意欲が湧いてこないケースは
少なくないのです。
残酷な結論を言いますが、
貴方が60代前後のシニア世代であるならば
特に同世代のネガティブなシニアとの付き合いは避けるべきです。
同じシニアである自分の貴重な時間を無駄にすることもなく、
その時間を有意義な人材との交流を深めるべきと私は考えます。




