トータル収益を考え得て不動産投資を考える重要性

皆さんこんにちは。
和不動産の仲宗根です。
本日テーマは、【トータル収益を考え得て不動産投資を考える重要性】についてです。

詳細なデータにより不動産を購入し、問題を事前に察知

マンションを購入して資産価値が上がることを期待するオーナー様、老後の年金代わりにしようとするオーナー様など、人それぞれ、運用で得た利益をどのように活用するかは異なります。そして、不動産投資の成功というハードルもそれぞれ違いますが、総じて最終の収支が予想通りになれば成功といえます。

ただ、最終の収支が予想通りにならないといった失敗の原因には、人任せにしてしまったり、運用で発生した問題を先送りにしてしまったりすることが挙げられます。

不動投資を成功させるためには詳細なデータをもとに購入を判断し、運用で発生した問題の解決を先送りせず、売却のタイミングを逃さないことが大切です。

不動産投資では最終の収支が予想通りになれば成功

マンションを購入して、資産価値が上がることを期待するオーナー様、老後の年金代わりにしようとするオーナー様、生命保険代わりにしようとするオーナー様、節税を目的にオーナー様など、不動産投資の目的はそれぞれ違います。

例えば、節税を目的にマンションに投資するオーナー様でしたら、家賃収入と節税効果を合わせて考え、結果プラス収支になっていれば成功と考えていいでしょう。
一方、老後の年金代わりにしようとするオーナー様でしたら、月々支払う年金の積立金以上の利益が得られれば成功と考えてもいいでしょう。

このように、オーナー様によって不動産投資における成功へのハードルが違いますが、最終的に収支が予想通りになれば成功といえます。
ただ、最終的に収支が予想通りならずお金が残らない原因には、どんなものがあるのでしょうか？

不動産の購入は人任せせず、詳細なデータをもとに判断する

不動産投資の初心者の方が陥りやすい失敗は、人任せにしてしまうことで発生します。
「自分は不動産投資の初心者なので、知識が乏しい」と決めつけ、プロである不動産会社の営業マンに任せれば安心だと思い込み、失敗すると「プロでも失敗する不動産投資はやはり怖い」などと言って後悔することです。

実は、不動産会社の営業マンの多くは、あくまでも自社で取り扱っている物件を販売して利益を得ることが目的で、あなたの不動産投資を成功させるのが本来の目的ではないのです。

そのため、不動産取引に詳しい不動産会社の営業マンは多くても、不動産投資に詳しい営業マンは少なく、不動産投資に必要な駅別の市場データなどを理解した上で物件を提案しようとする営業マンはまずいません。

営業マンのセールトークにのせられるのではなく、オーナー様が納得する詳細なデータをもとに、物件の購入を判断しなければなりません。

運用で発生する問題を事前に察知し、不動産売却は先送りにしない

もう一つの失敗原因は、運用で起こる問題の先送りです。
不動産は生きものといった言葉が使われることがありますが、不動産の運用状況は刻々と変わっていきます。

例えば、保有するマンションの近隣に新築マンションが建築されてしまって、なかなか新規の入居者が決まらなかったり、老朽化による修繕費が膨らみ収支が悪化したりして、不本意な売却に追い込まれることも珍しくありません。

ただ、このような問題は、降って湧いたように発生することはなく、大半は事前に予測できます。

保有するマンションの近隣に新築マンションが建築され、入居者募集をはじめるまで、マンションの規模によりますが、2年程度かかることは確かです。
また、大規模修繕計画を立てれば、有効な減価償却のタイミングは、投資する前にすぐに理解できます。

このように、問題は事前に察知できるはずなに、不動産投資は他の投資より投資寿命が長いため、売り時の判断を誤り、売却損を招き、結果失敗してしまいます。

不動投資を成功させるためには詳細なデータにより、購入を判断し、運用で発生する問題の解決を先送りせず、売却のタイミングを逃さないことです。



今回のコラムは、ここまでです。最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。次回のコラムもお楽しみに！
和不動産　仲宗根和徳