【アスリートもおこなう緊張をほぐす方法】
結婚式の司会をしているといろんな方に出会います。
メールの文章はビジネス文章で大そう丁寧に送ってくださいますが
対面でのコミュニケーションが取れない人たちが最近は非常に多いです。
こんな新郎に出会いました。
結婚式の打ち合わせをした時のこと。
約1時間半の打ち合わせの間、新郎はずっとスマホをいじってばかりで私の顔を見る事は
まずありません。
なので、こちらが何を質問しても上の空。
逆に質問されることは、<先ほども説明しましたが・・・>ということばかり。
全てが<上から物を言う>言い方。
些細な事でいえば、
お打ち合わせに遅刻してきてもお詫びの一言もなく。
長時間になるので「何かお飲み物を」とサービスでお伺いした時には「コーヒーちょうだい」
ご勤務先のことをお伺いすると「うちの会社、何人働いてると思ってるの?大企業だよ」
25~26歳。自分が中心のような態度・・・
そんな時、私はまさに【親の顔をみてみたい】といつも思います。
そして、私は見れるんです。結婚式当日、親の顔を!(笑)
そうすると、大概2つのパターンに分かれます。
1つは、親が横柄な物の言い方をするパターン。
もう1つは、上司がそうであるパターン。
この新郎のご両親は腰が低く相手を気遣って下さる丁寧な振る舞いをされていました。
そうです、この新郎は上司に似たパターンでした。
ご上司は主賓でご挨拶頂く方でありながら開宴ギリギリにいらっしゃり、全て上から物を言う、
まさに新郎と瓜二つ。
この上司にしてこの新郎あり。
新郎はこの方を真似ているんだと直ぐに分りました。
きっと新郎はこのご上司を尊敬しているのでしょう。
部下は鏡のように上司を映します。
特に部下が慕っている上司であればあるほど。
企業研修をしていても
・いつも遅刻をするリーダーの部下は時間を守らない
・上司が仕事に情熱を持っていないとチーム全体がたるむ
こうしたことが見えます。
自分の地位が高くなるにつれ、手本になっていることを忘れがちです。
肩書が付くと偉くなったような感覚。
そうなると、自ら挨拶をしなくなる人もいます。
自分は偉いから挨拶はされるものだという勘違いな意識を持ち始めると
上司のマナーが悪くなり、それを見ている部下も自分より下の人に同じことをします。
上司の態度が悪いと部下の態度も悪くなります。
あなたの背中を部下が見ていることをお忘れなく!