売却中の不動産が売れない

2014年8月1日公開 / 2020年8月8日更新

コラムカテゴリ：住宅・建物

物件が売れない理由の一つは「販売価格が高い」ことが多いです。
相場にたいして、価格が高いことです。
売却スタート時に高すぎた価格設定が、成約までに長期間を費やし、さらに大幅値下げになることもあります。
結果、精神的・肉体的にも疲れ、損をした気分になりがちですが、最初の売り出し価格の見極めが重要になります。
高い価格査定は、相場より高く買う人がいるかどうかですが・・・。

また、依頼先の不動産業者の選定も重要になります。
大手業者がよいのか、地元業者がよいのかなど。
ネットで「売れない不動産」の検索を駆使すれば、なかなか売れない理由が見えてくることもあります。

売るためには、価格を見直す、つまり値下げが効果的ですが、値下げ幅をできるだけ抑えたいのが人情で、いくら下げるかを見極めるのがまた悩ましいところです。
業者(営業マン)の経験・実績にも大きく左右されますが、決断者は所有者(売主)です。

中古戸建の場合少しでも高く売るために、リフォームをした方がよいのかと質問を受けることがあります。
状況にもよりますが、特別の不具合以外は現状で・・・とお答えします。
出来るだけ、費用を掛けずに見に来られた方に印象よくする努力が必要です。

価格以外で心掛けたいこと
特に日常の清掃
●汚れ
床は、ホコリや髪の毛が落ちてないか、内見時には掃除機がけを行い
特に水回りのトイレの黄ばみ・キッチンコンロの油の付着、シンクの汚れ・浴室のカビ、水垢などは特に印象を悪くします。
また、採光を取り入れる窓ガラスの清掃もポイントです。(特に冬季の結露のあと)
●臭いの脱臭
生活習慣の臭い
動物の臭い
夏・冬季のエアコンの臭い
●庭手入れ
伸びきった、芝生や雑草
●多少費用はかかりますが
居室のレースカーテンを新しくするなどして、明るさや清潔感をアピールします。
価格もさることながら中古住宅の清潔感は好印象になり、そして結果売れる可能性が高くなります。

売却には様々な事情がありますが。
じつくり検討して売り出し価格を決定しましょう。

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有限会社ライフ住販前　田　　純
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