不動産の売却相談について

2014年6月11日公開 / 2020年8月8日更新

コラムカテゴリ：住宅・建物

ライフ住販、不動産コンサルタントの前田です。

相談内容で特に多い、不動産の売却相談についてお話します。
売却相談との事で、じっくりお話しを聞かせていただくと、時々、売却が相談者にとって最善の選択ではない事があります。

物件調査をし、問題点を精査すると、最終的には売却相談が賃貸になったり又は、建替えになったり、時には中止となることもございます。
専門的な見解や査定調査等で変ることがございますので、慎重に時間をかけて検討します。
それには所有者の様々な背景と年齢(高齢)や家族構成又は債務等の理由が多いです。

不動産売却理由の例

1.住み替え
2.Uターン
3.高齢に付、有料老人ホームや管理の面でマンションへの住み替え
4.相続税の支払いのため
5.相続後の不動産を現金化して分けるため
6.借金返済のため
7.住宅ローン返済が困難なため
8.離婚のため
9.建替え費用を拈出のため、一部不動産の売却
10.長期療養のため
など、様々です。

相談時には、ご家族の意見や考えも統一されてないことや、想定されている希望価格と相場にギャップがあったり、売却後計画されている事が難しいこともありますので、十分に納得されるまで、ご説明・ご理解頂いて初めて売却活動のスタートが切れます。特に、相続により受け継いだ不動産の売却処分には、所有者が複数のケースが多くあります。

全員の方が納得した形で不動産を売却するという事が絶対条件ですが、時々売却に対して不服な方もいらっしゃいますので、単独所有よりは難しさがあります。
契約はしたものの、残金決済(引渡し)前に所有者の一人が「実は売りたくない」となりますと、つまり、契約不履行となり、約定とおりにお引き渡しができない事になります。

買主側とすると、契約不履行を理由に契約解除となり、損害賠償請求されることになります。
不動産売却は、長期間に及ぶことも多く精神的なストレスものしかかってきますので、所有者にすこしでも、不安要素がある場合には事前に取り払って、安心して販売活動に望めるように対応致します。

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