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極真会館の各道場では、稽古の後に必ず全員で道場訓を唱和します。
極真空手の稽古は突き、蹴りを身につけるだけでなく、生き方、生活の軸を身に付けます。
大きな声で言えていますね。当道場では、4歳の子も言うようにしています。
道場訓
一.吾々は心身を練磨し確固不抜の心技を極めること
私達が空手を修行する目的は、自分自身の体と心を鍛えることにあり、真剣に稽古に打ち込むことで、どんなことにも動じない心と強い意志を習得してゆかなければならない。
一.吾々は武の神髄を極め機に発し感に敏なること
私達は、武道として空手の道を徹底的に追求していくことで、どんな状況でも臨機応変に対応する力と相手の心を理解する思いやりや優しさ、どんなことにも素直に感動できる心を身につけなければならない。
一.吾々は質実剛健を以って克己(じこ)※の精神を涵養すること
私達は、自分を飾ることなく、真面目で素直に空手の修行に打ち込むことによって、自分自身に打ち勝つ強い心を養ってゆくことを心がけなければならない。
一.吾々は礼節を重んじ長上を敬し粗暴の振舞いを慎むこと
私達は、礼儀を身につけ、目上の人を敬い、人前で空手の力を誇示するような行動をとってはならない。
一.吾々は神仏を尊び謙譲の美徳を忘れざること
私達は、人間の力が及ばない自然や宇宙の摂理を重んじ、神や仏を敬い、相手のことを大切にし、自分を謙遜する態度を忘れてはならない。
一.吾々は知性と体力とを向上させ事に臨んで過たざること
私達は、空手の修行によって、ただ肉体を鍛えさえすればよいというものではなく、知性と体力をともに向上させ、どんな状況でも焦らず、冷静に対処できるようにならなければならない。
一.吾々は生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うすること
武道としての空手の修行は一生かけて追い求めるものであり、一生を通じて極意に一歩でも近づこうとする姿勢、それが極真空手の本義である。
(注)
本来は「克己=こっき」と読みますが、より多くの人にわかりやすい「自己(じこ)」という読みを当てています。
※ 克己: 自分に打ち勝つこと。心の中に起こる衝動・欲望を意志の力によっておさえつけること。国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部
支部長 田口恭一
※極真会館城西世田谷東支部(三軒茶屋・祖師谷・狛江・二子玉川・三宿・昭島・田無・東大和
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