プロセスを評価する~城西世田谷東支部内交流試合

田口恭一

田口恭一

テーマ:イベント

4月12日(日) 世田谷総合運動場体育館にて、極真会館城西世田谷東支部支部内交流試合せたひがカップを開催しました。

三軒茶屋、昭島、狛江、田無、東大和、祖師谷、成城、二子玉川、三宿の各道場から291名が集い、型、組手試合で普段の稽古の成果を発揮しました。



とことん勝負にこだわり稽古を積んで試合に臨みますが、試合をただの勝ち負けを競う場にせず、大切な学びの場と捉えていく。

この考え方が城西世田谷東支部の試合に対するスタンスです。

以下 城西世田谷東支部の試合に関する考え方です。

「試合で学ぶ事」 http://setahiga.com/?page_id=1112

「大会への参加の仕方」 http://setahiga.com/?page_id=10035

「大会マナー」 http://setahiga.com/?page_id=10054

今回も参加した選手達のそれぞれの成長を見る事が出来ました。

A君は、出る試合出る試合1回戦負けでした。
それでもあきらめる事無く、稽古に定期的に参加し続けて、今回の試合で見事優勝する事が出来ました。

表向きにはなかなか現れませんでしたが、稽古を続ける事で、地下に深く根をはり、あるいは飛躍する為にバネの力を溜めていたのが、一気に花開き、大きくジャンプしたのでしょう。

B君は一時、組手が苦手で退会を口にした事もありました。しかしながら、勇気を出して試合に出場し3回戦まで勝ち進みました。一段成長しました。

C君は、稽古に対するモチベーションが一時下がり、道場から足が遠のいていました。
久々に道場に来たときに型試合を勧めたら参加すると返事をしてくれました。すると、試合に向けて型の稽古をする為に、今までの倍くらい道場に足を運び、短期講習会も参加して稽古を頑張りました。その結果、入賞はなりませんでしたが、準決勝まで勝ち上がりました。試合後「もっと型を頑張りたい」と笑顔で言ってくれました。

D君は、今回組手試合で初戦で負けてしまいました。ところが、その敗退が悔しくて、やる気に火がつき、家で稽古する為にキックミットを買って欲しいとお母さんにお願いしたそうです。

まだまだ、試合の前向きなエピソードは沢山あります。

試合は勝ち、負けがつきます。

一般の全日本大会で優勝を目指す選手は、結果が全てといっても良いでしょう。
トップを目指す選手にとって、結果の出なかった努力は、間違った努力でもあります。

でも、子供達にとっての試合は、勝ち負けのみならず、その成長の「プロセス」を見てあげる事がとても大切なのです。

子ど達の頑張りや、負けてもよかった所を見てその素晴らしさを伝えて行く。

その事が子供達のやる気に火をつける事になります。

今回の試合に出場した子供達が、勝っても負けても前向きに頑張れるような指導や声かけをしていきたいと思います。

これは、空手のみならず、他の競技でも大切な事ではないでしょうか?



入賞者の皆さん



試合後のミーティングの様子。
城西世田谷東支部では、試合後各道場で集まりミーティングをする時間を設けています。
勝利した人を称え、試合の意味、仲間の応援やお父さんお母さんへの感謝、今後の稽古に対する取り組み方等を皆で共有する大切な時間です。

国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部(三軒茶屋・三宿・二子玉川・成城学園・狛江・祖師谷・田無・昭島・東大和)
支部長 田口恭一

道場の様子がわかるプロモーション動画です。是非ご覧ください。
https://youtu.be/vhrBa89ZWSU

HP&blog :http://setahiga.com/(ブログはほぼ毎日更新しています)

見学・無料体験の申込はこちらから
http://setahiga.com/?page_id=13192

リンクをコピーしました

田口恭一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

“心”と“身”を育む空手指導者

田口恭一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼