小説『遠つ世の声』を刊行(電子書籍/Kindle)しました!
2010年3月に定期列車から引退した急行「能登」との別れの旅をつづった「さらば急行能登」を、2010年10月2日から2014年11月18日まで全11回にわたって、言問学舎ホームページの「言問文庫~読み物のページ 漂情旅日記篇」に連載しました。
その文中、終わり近くで、「この旅の譜をそろそろ完結に向かわせます。そもそもの『能登』引退の遠因だった北陸新幹線金沢延伸開業がいよいよ現実のものとなるからです。」という意味のことを書いてありますが(書いたのが2014年のことです)、それから十年経った今年(令和6年/2024年)3月16日に、北陸新幹線はさらに福井県の敦賀まで、延伸開業を果たしました。
すでにこのホームページほかの随所でご案内しておりますが、私はこの北陸新幹線敦賀開業=金沢‐敦賀間の旧北陸本線の第三セクター移管に関連して、このたび、現在まだ残っている米原‐敦賀間および金沢‐直江津間をあわせた旧北陸本線全線を顕彰するべく、『さらば北陸本線 鉄路の韻き』を言問学舎から出版しました。現在、全国の大型書店の一部には商品が届いており、ネット書店でも紹介していただいている状況です。Amazonでのご注文を、言問学舎から出荷しはじめてもおります。
この本は、北陸本線を讃える内容でありますが、私の長年にわたる「旅の譜」の、現時点における集成のひとつともなっています(今回収録していない文章、地方もまだたくさんあります)。短編小説も3篇入っており、鉄道好きの方ばかりでなく文章を読むことがお好きな方にも、きっとお楽しみいただけることと思います。冒頭ご紹介したかつての本欄連載「さらば急行能登」も、写真つきで掲載してあります。
お求めは全国の各書店からのご注文、ネット書店からのご注文、また言問学舎店頭(およびメールでのお申し込み)のすべてが可能です。よろしくお願い申し上げます。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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