『たそがれの夢』(伊藤久男さん)を歌わせていただきました!

小田原漂情

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テーマ:小田原漂情

 かねてから、昭和前半のなつかしい流行歌を私が歌ってYouTubeに投稿した作品を、紹介させていただいてまいりました。昨年秋に伊藤久男さんの歌を2曲(『山のけむり』『高原の旅愁』)を歌いましたが、その後受験期に入りましたから、少し間が空きました。しかしながら本日(5月7日)、1948年に伊藤久男さんが歌われた『たそがれの夢』を歌わせていただき、投稿致しました。


 たそがれの夢 小田原漂情


 日々、「真の国語」としてお伝えしていることともかかわりのあることですから、YouTubeに私自身が書いた解説を、転載させていただきます。

『たそがれの夢』 西沢 爽作詞、田村しげる作曲、伊藤久男 唄 昭和23年(1948年)

 昭和二十年代には、このような格調高い、美しい歌がいくつもありました。わけてもわたくしには、この『たそがれの夢』に特別な思いがあります。この歌の、あの美しい言葉を残して下さった西沢 爽先生に、お手紙を頂戴したことがあるのです。今から30年前に、『遠い道、竝に灰田先生』を出版して、西沢先生にお送り申し上げ、その際お名刺を頂戴することができました。そして翌年、第三歌集『A・B・C・D』を出してこれもお送り申し上げると、「大変よい歌集だ」とのお褒めの言葉とあわせて、素敵な和菓子をお送り下さいました。

 あの『たそがれの夢』をお作り下さった西沢先生に私の短歌を認めていただいた。また、『たそがれの夢』の歌の世界と、実際のつながりを持つことができた、大変な感激でありました。『たそがれの夢』が最初に歌われてから今年で74年。私が好んで歌ったいたのが、四十年近いむかしのことですが、今こうして歌わせていただいても、二十代の若き日々、大いに心を慰められた思いが、そのままよみがえって来るようです。


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小田原漂情
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小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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