三陸の鉄道に捧げる頌(オード)の完結作『志津川の海』を書きました!
暦の上ではすでに秋、夏休みを堪能するお子さんたちも「ああ、もう少しで夏休みも終わりだなあ」というとらえ方で、去りゆく夏を感じとっていることと思います。
夏休み中は不定期に立原道造の詩作品を朗読させていただくこととしておりました。他の形式の収録、掲載もありましたので(8月9日『長崎の鐘』)、今日で3作目となりましたが、昨日(8月17日)、『夏の弔い』をアップさせていただきました。
昭和11年(1936年)の夏、立原は信濃追分にいて、東京からの到着を待っていたある少女から、別れの手紙を受けとり、夏の終りに紀伊半島の沖合を廻って大阪に出る汽船の上で、その手紙=小さい紙のきれはしをちぎって捨てたそうです(中公文庫版「日本の詩歌24」解説より)。
私自身、のちに立原がこの時たどった南紀、伊良湖岬、濃尾平野に親しみましたが、高校生の頃に親しんだ詩のこころが、意識の下で自分自身を形づくっていたのだということを、今回あらためて思い知りました。
夏の終り、去りゆくものを惜しむこころを、お届けできれば幸いです。
なお7月31日に公開した立原の「はじめてのものに」のご案内がまだできておりませんでしたので、あわせて報告させていただきます。
「はじめてのものに」 はこちらからご覧いただけます。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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