決してあきらめずに
今月2日から、「音読」を柱とした言問学舎の国語教育についてより広く知っていただき、また日本近代のすばらしい詩作品を新たな読者の方々に知っていただくことをもめざして、YouTube上に「詩の朗読」の投稿をはじめました。
本日は、髙村光太郎の『智恵子抄』から「松庵寺」と「梅酒」、2篇の朗読を、公開しました。
「梅酒」は昭和15年(1940年)3月、智恵子の死の1年5か月後の発表であり、そして「松庵寺」は昭和20年(1945年)10月5日、智恵子の満7年の命日の法事を営んだ際の様子と思いを書いた作品です。
このあと、「元素智恵子」など、光太郎における智恵子のありよう(もしくは光太郎の生き方)を伝える作品にも挑んでいきたいと考えておりますが、死後何年を経ても、光太郎が智恵子のことをずっと思っていた、智恵子とともに生きていたのだということが、この2作品からもうかがわれることと思います。
「松庵寺」は、言問学舎教室内の反響の問題について考慮しておりましたが、そのままYouTube掲載を続行することと致しました。まずは「梅酒」について、ご紹介させていただきます。
「松庵寺」はこちらから、ご覧いただけます。