今なすべきことを振り返ると-
かねてご案内致しておりました通り、昨日5月17日(日)に、言問学舎を会場として、小田原漂情主宰の「桜草短歌会」を発足させました。当初参加予定だったメンバーが止むを得ず欠席となったため、小田原漂情、石井綾乃両名で、田端駅から千駄木5丁目の髙村光太郎旧居跡まで歩き、さらに髙村光雲・豊周遺宅跡をたずねてから、言問学舎へ戻って、即詠・批評を行ないました。
歌会記は、後日『美し言の葉』に詳細をアップ致します。また、石井綾乃の短歌作品を含む吟行報告記事は、本日すでにアップ済みです。
美し言の葉 桜草短歌会歌会記をご覧ください。
こちらでは、とり急ぎ小田原漂情の短歌5首と、光太郎旧居跡の写真とを、紹介させていただきます。
動坂ゆあふぎて見れば忘られぬひとの逝きにし病院があり
ひたすらに嫉みを抱きてあゆみたる犀星恋ほしアトリエの径
光太郎智恵子の夢の在り処(ど)たるアトリエはるか機の音(ね)もがも
そが賜びしグロキシニヤの大鉢をいかに恋ひけむ一人の家で
たましひは正しく澄みてわれにあり君いま見ませ桜草さく
小田原漂情