春分の日に・・・

小田原漂情

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テーマ:小田原漂情

 今日は春分の日。春のお彼岸(の諸事)を終え、これから桜の開花を心そぞろに待つ方も、多いことでしょう。まだまだ寒の戻りなどもあるとはいえ、日一日と春らしくなってゆく季節です。

 言問学舎では今日、4月から都立高校へ進学する生徒たちに、集まってもらいました。入学準備の勉強をするための、春期講習のガイダンスです。10年前の1期生の高校進学時から、「希望者」対象に実施している講習ですが、最近は「春休み・入学前の勉強」を掲げる塾や予備校も、多くなっているように思います。

 もちろん、「勉強」という意味では、合格後も切れ間をつくらず勉強するのに越したことはありません。高校の勉強は、わずかでも気を抜くとすぐに置いて行かれる、レベルの高いものだからです。

 しかし、1年なり、半年なりの間を頑張って来た「受験生」には、リフレッシュも必要です。受験→進学を繰り返すサイクルで見た時、高校入学前、大学入学前というのは、この時しかできない、またその年齢においてしか経験できない多くのことを経験できる、かけがえのない季節でもあるのです。

 このような考えから、言問学舎では例年、中学校の卒業式を終えるこの時期までは、高校で引きつづき通塾する予定の塾生も、いったん「中学で卒業」として、2月末の卒業記念授業から春期講習の初日までは、ゆっくり休んでもらいます(この考え方が一番だ、ということではなく、言問学舎の方針として、です)。そして春期講習で、入学後好スタートを切り、優位に立てる勉強をきちんとさせて、高校入学の背中を押します。

 12の春、のことは、今やほとんど覚えていません。15の春、18の春については、ぼんやりと覚えがあります。何にしても思うことは、その年代の子どもたちが、将来実りある人生を歩んで行けるように、勉強の面でも、人としての心の部分でも、力になりたいということです。

 月末には久しぶりに、塾としてボウリング大会を行なう予定です。以前は定期的に実施していたのですが、私の「五十肩」がひどくなり、休止状態となっていました。この1年間、言問学舎を大いに盛り上げてくれた6年生たちが、いくつかの方向に分かれて行くことを思い、発案した次第です。いざ本番に臨んで、以前のように投げられるのかちょっと不安ですが、元気な子どもたちと一緒に汗をかこうと、楽しみにしています。

◇大学受験を終えた人たちがメッセージをくれましたので、「お客様の声」を更新しました。


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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

小田原漂情プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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