地吹雪(じふぶき)の東京

小田原漂情

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テーマ:小田原漂情

 昨日は、東京では記憶にないような大雪となりました。今朝の新聞を見ると、1969年(昭和44年)3月の積雪30センチ以来の降雪量だったとのことです。その時私は6歳ですから、「積雪30センチ」が記憶にないのも当然です。

 そして、昨夜8時過ぎの帰路は、「地吹雪(じふぶき)」の中を歩きました。この言葉自体、三十代半ばに新潟ではじめて知った言葉なのです。すなわち、地面に降り積もった雪が、強風にあおられて舞い上がり、吹雪のように吹きつけることを言います。東京に住む多くの人は初めての経験だったかと思われますし、この言葉を知らない人も、またかなりいたのではないでしょうか。

 何ごとも経験、勉強ですから、塾の子どもたちにはさっそく「地吹雪」について教えようと思います。子どもたちの感受性は豊かですから、話のしかたによっては、心に残ることでしょう。もっとも、それ以上に「雪遊び」の方が好きな東京っ子たちですから、すぐに「かまくら」や「なまはげ」の話題になってしまうかも知れませんが・・・。


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小田原漂情
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小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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