三陸の鉄道に捧げる頌(オード)の完結作『志津川の海』を書きました!
自分の短歌作品を一冊の本にまとめたものを「歌集」といいます。ときどき「短歌集」などという表現を見かけますが、意味合いとしてはストレートで誤りとは言えないものの、歌詠みの立場から見れば、決して正しくはありません。
古くは、「和歌集」と言いました。『古今和歌集』『金槐和歌集』(源実朝)などです。ただし、当時からそう言っていたのかどうかは、定かではありません(私としては未検証、という意味です)。何にしても『万葉集』や『山家集』(西行)などは、味わいがありますね。付言しておくと、『古今和歌集』も、私の感覚では『古今集』です。ちなみに金槐和歌集、山家集はその人個人の作品集であり、万葉集や古今集は、すぐれた歌を集めた選歌集です。
さて、このほど妻(石井綾乃)が歌集を出版しようということになり、少しくその編集作業を手伝いました。歌人にとって、歌集を編むということは、単に過去の作品を一冊にまとめるということではありません。一首ごとの作品に、またその集積の上に、その期間に生きて来た自分の命そのものが、つまっているのです。編集・入力作業を手伝ううち、自分自身の歌集を作った昔日の思いが、よみがえって来るように思われました。
短歌とは、スタートはさほどむずかしいものではありません。妻が短歌にひかれたのは、中・高生時代にお世話になった塾の塾長先生のお導きによるものであり(中学生の国語の授業で、短歌を多用されたと聞いています)、今回の歌集刊行においても、全面的にお世話いただくのであります。私としても、妻の恩師に深く感謝申し上げるとともに、いつか自分の教え子が歌集を出す、そんな場に立ち会ってみたいものだと思うこと、しきりであります。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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