〈医学部生へ〉 医学を楽しむ具体的な方法
こんにちは。医学部生さんから、「試験の評価ってどうなっているんですか?」と御質問を頂きましたので、コラムを書きたいと思います。
そもそも試験とは何か
ではさっそく、いつも通り前提から考えてみましょう。試験とは何でしょうか。
「進級を決めるためのもの」
「先生の自己満足」
「医者にするかどうかの判断」
色々な意見がありそうです。
教育事業を長くやっていると、一つの真実にたどり着きます。
「試験とは、評価をするものである」
これが唯一にして絶対の真実です。
・試験をすることによって、受験の合否を決める
・試験をすることによって、採用の合否を決める。
・試験をすることによって、進級の合否を決める。
これらはすべて、試験が「評価をするものである」ということを示しています。
もし、試験が評価をするものでなければ、大変なことになってしまいます。例えば、、、
「入試はたくさんのお金を払った人に入ってもらうね」
「試験やっても同じだよ。初めから出身大学で採用するかどうか決めてるから」
「なーに、安心してくれ。受けさえすれば、全員受からせてやるから」
いやいやいや、と。やはり、試験はその人を評価するためにあります。
では本題の、評価の方法について勉強してみましょう。
〈極論〉敵は先生か、それとも周りの医学生か
試験の評価方法は二種類あります。
それは絶対評価と相対評価。科目ごとに異なります。
初めて聞く人も多いかもしれないので、概念を説明したいと思います。
絶対評価は、60点がすべての基準です。それを超えれば合格。切れば再試になります。
相対評価は、点数調整があります。上位3分の2以上が合格するように調整されたりする評価方法です。
ところで、どちらの方が厳しいのでしょうか。絶対評価のほうが厳しいように聞こえますか?実はどちらにも厳しさがあります。
絶対評価と相対評価 それぞれの厳しさ
絶対評価はとても残酷です。100人中5人しか60点を超えてなくても、絶対に95人は再試。難しい問題を作る先生が敵です。
実は、相対評価も残酷です。平均点が高ければ高いほど、点数の調整(底上げ)がなくなるので、「仲間よりも」勉強をしなければなりません。私は相対評価のことを、バトルロワイヤルと呼んでいます。
K大学のある先生のボヤキ
2016年9月にあった、試験後の最初の授業中の話しです。K大学では、ある先生の発言が話題になっています。
「今年は3分の1を合格にした。3分の2は不合格。合格者の中で、正規の点数で合格しているのは2人。残りの合格者は、相当の恩赦を受けているか、恩赦だけで受かっているかどっちかだ。誰も受かっていなければ問題が悪い。2人受かっているから問題は悪くない。つまり、お前らが悪い。再試をしっかり勉強するように。」
色々な意見があると思いますが(笑)、私はこの話しを聞いたときに、この科目は絶対評価と相対評価、そして「採点者の主観的評価」という評価基準が含まれているのだな、と理解しました。
逆に逆手にとる
相手の考えがここまで分かれば、評価基準に沿うように対策を立てればよいと思います。具体的な方法は、資料を作る、合格する仲間に入る、具体的な行動をとる(意味深)など、色々あります。
科目ごとに対策の仕方も変わってくるので、心配であればご相談ください。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか。
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