〈医学部生へ〉 つまらない基礎医学の乗り切り方
↑力づくで勉強するのであれば、臨床の知識があると、問題作成の背景が読み取れるのでとてもプラスになります。
こんにちは。「先生って友達多そうですね」と言われた橋本です。大学時代は2、3人で勉強する程度でした。大勢の前で話しをすることはありますが、人が沢山いる所は少し苦手なぐらいです。
先日、医学部生さんから、「仲間が大事だとか言いますけど、一人で勉強する方法はないのでしょうか」というお問い合わせを頂きましたので、コラムを書きたいと思います。
なぜこのコラムを書こうと思ったのか
コラムでは医学生が進級試験を受けるためには、「情報が必要」とか、「部活やサークルに入って資料を手に入れると有利」など、色々なことを言っています。そんな私が、なぜこのタイトルでコラムを書くのか。それは「私なりの挑戦」です。
「本当に友達作らないと無理っすかね」
「資料が手に入りません」
「てか周りの奴が気に食わないっす」
「医学部は一人で卒業しようと思ってます」
時々言われる言葉です。はじめは面白いなと思って聞いてるんですが、よくよく聞いてみると、理由がしっかりしていたりすることがあります。ですので、今回はそんな医学生に向けてブログを書いてみます。他の人よりもハンデはあるかもしれないですが、やっていきましょう。ポイントを書いていきます。
①試験までの戦略
医学生道場で伝授する、最高のノウハウです。戦略を立てることができれば、やるべきことが決まります。現状をしっかり把握し、目標をしっかり捉え、モチベーションあげる環境を整え、その目標と現状のギャップを埋める作業を継続してやっていきます。それを戦略と言います。
その人の事情(年齢、性別、経緯、学校、時期、勉強の仕方)によって千差万別ですので、一概にこうしたほうがいい、というものはありません。
また、目標設定の際には、経験も重要になります。
高い目標は成功率が下がりますし、簡単すぎる目標では成長が見込めません。ほどよい目標設定には経験が大切です。それを補うために、すでに経験を積んでいる「指導者(リーダー・コーチ)」を利用する場合もあります(オリンピック選手とコーチの関係を想像してみてください)。医学生道場では、橋本が同じ道を歩み、医学部を卒業した先輩として、コーチの役割をしています。
②出席(授業内容は除く)
出席は重要です。理由は簡単です。出席率で試験が受けられるかどうか決まるからです。仲間がいないのは、学校にはバレませんし、学校側が点数を下げる理由にもなりえません。ただ、出席率はきちんと計算されて、会議にかけられてしまいます。ですので、出席は重要です。
医学生道場に昔いた生徒さんで、昭和大学の三者面談の際に「とりあえず出席はしておいてください」と言われた方がいました。それだけ重要ということです。
他にも杏林大学二年生で、留年した後に先生のところに行ったら「出席が足りなかったから助けられなかった」と言われたと医学部生もいました。
「出席がなぜ重要」か、「出席が足りなかった場合の裏技」については、別コラムで紹介しておりますので、興味があれば読んでみて下さい。
③授業内容
授業内容も重要です。授業の説明が理解できなかったとしても、配られたプリントにどんどんメモをしておきましょう。授業で先生が言ったことが唯一の手掛かりになる可能性があるからです。
授業は本当に難しいです。英数物化とは全く関係のない、専門用語ばかりの内容です。臨床医が聞いても難しいのが基礎医学の授業です。授業をしている私が言うのですから間違いありません。
④授業プリント
出席と合わせて、プリントの入手が必要です。情報と資料がないので、プリントをきちんとファイリングしていきましょう。プリントが配られたら、必ず右上の空白に「科目名、○月○日、○限目、○○先生」と記載しておきます。とても役に立ちます。
すごい量になるかもしれませんが、プリントがなくて範囲が分からない方が恐ろしいです。授業でやっていない範囲も勉強しなければならなくなってしまいます。
⑤勉強の技術
勉強には技術があります。短期記憶・中期記憶・長期記憶の方法、科目の全体像のつかみ方、試験問題が解けるようになるための勉強の仕方、授業の聞き方、生活習慣の作り方、モチベーションの上げ方、医学の楽しみ方、効率のいい勉強の仕方等、本当にキリがありません。
橋本の個別指導では、生徒さんの生活習慣に合わせて授業を組み、これは伸ばしたいな、教えたらプラスになるな、と思う技術を惜しみなく伝授しています。医学の授業も楽しいけど、勉強の仕方が分かった、出会ってよかった、と言われるのは大変うれしいです。
⑥臨床の知識
試験問題には多くの場合、問題を作成した「意図」があります。
例えば、「マイコプラズマの特徴を応えよ」という問題があるとすれば、「マイコプラズマは、初診時に疑わなければ診断が難しいので、疑えるだけの知識や特徴を知っておいてほしい!」という意図が隠れています。
意図が見えなければ、「なんでこんなに細かいことまで聞かれるんだろう、とりあえず覚えておくしかないか」という様になってしまいます。そういう理由で、医学部の試験は暗記が多いな、と感じてしまうことがあります。
そんな時に、実際の臨床現場ではどんな様子で外来に来るのか、どのように診断して、どのように治療をして、そして治っていくのかという流れを知っている人が周りにいると、とても強いです。医学生道場では、実際の内科(総合診療)臨床医の橋本が、その役割をします。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか。
他にもタメになるコラムを書いておりますので、興味があれば覗いてみてください。どんな場合にも、まずは情報収集がおすすめです。コラムでも大丈夫ですが、書籍の方が一連の流れになっているので、読みやすいと思います。ニコニコ医学生やダラダラ医学生などの登場人物がいたりして、楽しく読める工夫もしています。
このサイトに早い段階で来て、読んでくれた医学部生さん達が得をするように、色々とお役立ちブログを書いています。楽しく読んでもらえるようにしていきますね。 興味があれば他にも覗いてみてください。どんな場合にも、まずは情報収集がおすすめです。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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