少子化が止まらない!日本の子どもの精神的幸福度、先進38か国中37位
原爆は人間らしく死ぬことさえ許さない。
今年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が受賞することに決定しました。
被団協は、被爆者による唯一の全国組織として、国連で被爆展を開始するなど、世界に被爆体験を証言、核兵器廃絶を訴えててきた活動が、世界で核の脅威が高まっている現在、深く評価されての受賞です。
ロイター通信は、タイトルで、
Nobel prize is a warning to a world on the nuclear brink.
(ノーベル平和賞は核兵器脅威の瀬戸際にある世界への警告)と伝え、その世界的背景を下記要点でまとめています。
1)Nobel prize awarded to group that bore witness to nuclear horror
(ノーベル平和賞は、核の悲惨な体験を証言し続けてきた団体に贈られた。)
2)Experts see choice as timely signal
(専門家たちは、時宜を得た受賞とみている。)
3)Wars in Ukraine and Middle East push nuclear tensions higher
(ウクライナと中東の戦争が核の脅威を高めている。)
4)North Korea's Kim seeks to become nuclear 'superpower' US,
(北朝鮮は、米国に比類する核大国になろうと努めている。)
5)Russia and China engaged in weapons race
(ロシアと中国は、核の軍拡競争に取り組んでいる。)
国連の事務次長で、軍縮部門トップを務める中満泉さんは、被団協の受賞を下記のように、「世界への力強いパンチ」と表現しました。
She stressed the significance of this year's award, saying it has delivered
a "powerful punch" to the world, at a time of growing risk that nuclear weapons
could be used.
AP通信社は、平均年齢、85.6歳の被団協の受賞を下記のように表現しています。
The recipient of this year's Nobel Peace Prize is a fast-dwindling group
of atomic bomb survivors who are facing down the shrinking time
they have left to convey the firsthand horror they witnessed 79 years ago.
(今年の平和賞を受賞したのは、年々減っていて、限られた時間で79年前に目撃した惨劇を伝えるべく励み続けている爆者たちだ。)
被団協の方の「原爆は、人間らしく生き、死ぬことを許しません。」の切実な言葉、今こそ世界に届いて欲しいと思いました。。