勝つ為に、誰とも比べない。それが宴席の極意です①
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勝つ為に、誰とも比べない。それが宴席の極意です②へ
このコラムでは、ご宴席初心者の方へ、
ヒントになるお話をしております。
パート1で、私は、ご宴席では、
「貴方は、どんな方です?」
というお話、
パート2では、
ご宴席の話題は、大切なこと以外は、何でも宜しい、
と、それぞれ、ご説明いたしました。
そこだけ見ると、この、パート3から ご覧の方は、
何をそんな、じれったい話をしているんだ?
と、お感じかも、しれません。
ではなぜ、その、
一見、じれったいようにも見える ご宴席を なさるのでしょう?
本日はその、
ご宴席の意味、そのもの について、お話をさせて頂きます。
ご宴席エキスパートの方は、お相手の横顔を見ている
ご宴席初心者で、まだ、何をお話したら宜しいか、
お困りの貴方へ このコラムを進めておりますが、
貴方より、もっと重荷を背負っていらっしゃるのは、貴方のご上司ですね。
本日は、答えから先に、お話いたします。
ご宴席で、とても大事にしたいポイントは、
「お相手のお人柄を知る」こと に、他なりません。
初めてなら、正客様も、貴方のご上司も、一緒でございます。
一度、お席を囲めば、
今後の仕事に対しての、お互いの人柄を、肌で感じることができます。
どんな事で喜んで、どんな事に気遣いが必要か、短気か、気長か。
そして、大事なこと。
こうした、
お相手の人柄は、お相手の横顔に、よく現れます。
「誰か、話を振りに来てくれたら、
聞いている お相手の 横顔が見えるんだけど・・」
それで、私のような、亭の主が呼ばれたりします。
少し話がそれますが、これから お話することが、
以前のコラムで、お話しました、
料理を食べて、酒を飲んで、営業になるのか?
の、ひとつの答えですね。
話を戻します。
私は、料理人ですから、ふぐのお話、器のお話、街のお話。
お席の皆様の、ご興味の湧きそうな お話をしますが、
少なくとも、皆様のお仕事とは、全く関係のない お話をします。
大事なのは、
私の方を、皆様が向いて いらっしゃる時、
お互いが、横顔を見せ合っている、という事でございます。
横顔を見せ合う、とは、
ヘンな申し方に 聞こえるかもしれませんが、
私のお話に、正客様が、ご上司が、どう相槌を打たれているか、
お互いの横顔で、肌で感じる事が できるわけです。
そうして 感じ取った事が、ご宴席の後、
正客様との お仕事に、とことん、生かされてゆく。
ご宴席のおかげで、
お互いの、今後の判断・決断が、どんどん 早く、的確になるのです。
正客様と、素晴らしい業績を、より簡単に 出しやすくなる。
ご宴席のおかげで、
ライバルに、勝負の前に、勝っている。
これが、ご宴席の理想です。
ご宴席エキスパートの ご上司ですと、
「普段よりも、宴席になると、やたら 私の方ばかり 向いてくるな~」
なんていう方、いらっしゃると思いますが、
間違っていましたら、ゴメンナサイ、
その ご上司は、貴方に話を振っているのでは なくて、
正客様へ、ご自分の横顔を お見せになっているのかも、しれないんです。
ご宴席は、昔からの 日本人の知恵です

昔から、茶事など、
別世界の 用意された場所で、お互いに 一緒の事をすることで、
争いを避けて、意気投合の機会を作ることを、
私たち 日本人は してまいりました。
大切な お話なので、繰り返します。
ご宴席で、意気投合の機会を作りながら、仕事をしてゆくことで、
ライバルに、勝負の前に、勝っている。
ご宴席は、まさに その通りの機会でございます。
ご宴席中でも、急に チョッと お困りの際には、お手洗いへ行く ふりをして、
私共へ ご相談されるのも、また よくある事でございます。
それがまた、その後のご対応に、どんどん生かされてまいります。
ご宴席には、私たちのような 宴席のプロが ございます。
どうぞ、ご活用くださいませ。
<毎週日曜・水曜 12:30に更新します>



