勝つ為に、誰とも比べない。それが宴席の極意です②

銀座のふぐ職人、熊澤でございます。
本日は、ちょっと、お話するのが難しいお題
「私は、誰々よりも○○できます!」
これは、プレゼンですと、有効な話し方でしょうが、
ご宴席ですと、・・・難しい。
どうして、難しいのか? わからない。
そして、
難しい、となると、何をお話したら宜しいか、わからなくなってしまう、
そんな方が、とっても、多いですよね。
この点について、何回かに分けて、お話いたします。
宴席のプロがお話いたします
このコラムでは、ご宴席初心者の方に、
入り口のヒントになるお話しを致します。
私も、最初は全く分からなかった。それを、
これまで、ご宴席のエキスパートの方たちに、教えて頂いたおかげで、
たとえ、当店の中の、ご宴席の間だけ、でございましても、
彼らから 頼って頂けるようになった、現在の自分があって、
こうして、お話ができるまでになりました。
本日のお話が、
お悩みの皆様にとって、何かしらの助けになりますことを、
心より祈って、始めましょう。
どなたにも、ライバルはいます

もちろん、どなたも、
「あの会社には負けられない・・」
など、ライバルの事は、たくさん、考えていらっしゃいます。
ですが、
喫緊で具体的な、「ライバル社に、明日、どうする?」は、お酒の入っていない時に。
専門の、問題解決に特化した方や、
他のマイベストプロの方に、お尋ね頂いたり なさるとして。
ご宴席は、長い目で、お互いを知り合う機会です。
判りきっている事は、とりあえず こちらからは、話題に揚げない。
とりあえず、心のタンスの奥の方に、しまっておきましょう。
比較・批判の言葉だけの 宴席は、勿体ない
宴席初めての方が、お座りになるのは、当然、下座。
いきなり、上座に付いたら、どうするか?
は、こちらのコラム を ご覧いただくとしまして、
下座からは、
冒頭の「私は、誰々よりも○○できます!」の、
「誰々よりも」と 比べるのは、宴席では やめましょう。
勿論、正客様が お比べなさるのなら、ご一緒に、相槌を打つわけですが。
これ、日本人の一番の美点だと、私は思います。
外国では、おそらく、
「批判されたら、批判で返せ」に、なるんですが。
「~よりも」という比較は、必ず、比べる対象を必要とします。
そのうえ、
「誰々よりも」と、比べる物差しの対象を、一つだけに 絞っている。
ご宴席を持つほど、手を結んで親しくなったのだから、
今後も一緒に、他にいくつもある問題を、解決していかなくては ならないのに、
お招きした側が、たった一つの物差しでしか、話をしないのでは、勿体ない。
お話したい主題の切り出しは、ご一緒のご上司にお任せして、
まず、一般論、
手を結んだからには、
今後、どんな物差しが飛んできても、平気にしましょう、
いっそ、この宴席では、物差しをなくしましょう、という事でございます。
その方が、信頼を得やすいのでございます。
けだし、誰とも 比べない。
比べる話を聞いて頂くより、この宴席で、正客様の心を つかむことで、
ライバルの 相手をする前に、勝負に勝っている。
それが、ご宴席の 理想 でございます。
では、誰とも比べない、と、どんな話題になるのか?
唐突に聞こえるかもしれませんが、
ご宴席では、お互いに、
「貴方は、どんな方です?」
というお話を、手を変え品を変え、確かめ合うわけです。
パート2へ続く
<毎週日曜・水曜 12:30に更新します>



