お箸の使い方、持たなければ、簡単です!
似てるけど異文化なコミュニケーション
銀座のふぐ職人、熊澤でございます。
巷は本日、クリスマス・イブ。
でも、お正月の準備も、忙しいですね。
本日のお題に合わせて、
先日、足柄山の麓のお店で見つけた、獅子柚子の画像を飾ってみました。
我々、 東京人 = 関東人 に起きている、ちょっとしたブーム。白味噌。
でもね、我々関東人には、白味噌に対して、少しハードルがございまして。
見た目は似ているんだけど、そこは、異文化なわけで、
少々、いつものお味噌とは違うコミュニケーションが、必要でございます。
せっかく、お雑煮を皆さんがお作りになる、これからの時期、
関西圏に、友人の多い私が、
白味噌ビギナーの方へ、ちょっとしたヒントをお知らせします。
あくまで、「なんちゃって白味噌仕立て」です。
関西の方、少しばかり、大目に見て下さいね。
では、始めます。
白味噌は、関西の白味噌屋さんから、買いましょう
関東で売られている味噌にも、最近は「赤」「白」と、表示がございます。
でも、関東の味噌の製法は、赤味噌でございまして、
「一味違う♪」 のお味噌も、「おかぁさ~ん」のお味噌も、赤味噌。
乱暴に申せば、赤味噌の中で色の薄いのを、「白」と表示しています。
今回私がお話します、
白味噌=西京味噌 は、この誤解を避けるために、
関西に蔵元があるお味噌を選んでください。
お店の冷蔵コーナーを探すと、見つかりやすいです。
できるなら、思いっきり甘味の濃いのが、良いのですが、
お店に、いくつか種類があると、迷ってしまいますよね。
それに、白味噌は、なんと申しましょうか、私の勝手な私見ですが、
内容量と、質と、お値段の関係が、
どう~にも、悩めるような設定に、見えるんです。
迷った時は、表示攻撃。
「特選」とか、ゴテゴテ、表示の貼ってあるものを、最初は狙ってください。
だしは、昆布だし
今回のゴールは、白味噌で仕立てる おつゆです。
お出しは、昆布を、多めに用意してください。
昆布の産地銘柄は、あまりこだわらないでも平気です。
究極の味を目指す方は、お魚のだしも使いましょう。
ふぐ、とか、ぐじ、とか、鮭、とか。
特にふぐは、白味噌との相性はバッチリです。
お正月に、おめでたいから、
お野菜は、九条ネギ、自然薯、大根、金時人参など。
お酒やみりんは、料理酒やみりん風調味料ではなくて、
安くてよいので、本醸造 や、本みりん をつかいましょう。
そして、薄口醬油。
ほんのちょっとしか、使わないけれど、ヒガシマル があると、最高です。
丸いお餅なんかがあっても、気分が出ますね。
そして、忘れちゃならない、黄色いゆず。
これで、買出しの支度は、整うと存じます。
次回は、いよいよ調理に入ります
<毎週日曜・水曜 12:30に更新します>




