産地様巡りをして、ごちそうを守ります①

熊澤彰

熊澤彰

テーマ:お料理・オンラインショップ

師崎港

画像は、愛知県 知多半島の、天然とらふぐが揚がる港、師崎漁港です。

銀座のふぐ職人、熊澤でございます。

齢60を過ぎまして、将来の体力的なことも考えて、

店の営業を、一日一組にしたことから、大きな時間をもらいました。

それで、もともと訪れていた、産地様訪問の熱が強くなりまして、

現在も、せっせと足を運んでおります

産地様へ私が足を運んだ際に、良く、かけて下さるお言葉は、

「貴方だけだよ、来てくれたのは~」。

私へのねぎらいもあると思うので、少々、言質をゆるく考えますが、

それでも、とっても嬉しい。

これほど、「シェフが産地へ行ってる写真」が、

まるでブームのように、SNSに載る、今日ですが、

私は、産地様で、自分の写真を撮るの、いつも忘れちゃうんです。

後で申し上げる、風、とか、施設、とか、

そういう物事への興味が、先に立っちゃって。

困ったものです。

産地の方と、同じ感じ方をする


別に、どなたかとお話する訳でなくとも、

私は気になると、まず、出かけてみます。

ですから、後日、別のお話をしている際に、

たまたま、私が訪れた時のお話が出て、

産地の担当者様に「来てたの?」と驚かれることになる訳です。

そうして、産地様にも知れ、何度か足を運んでいると、

風の匂い、と申しますか、天気図を眺めて、

「低気圧が来週来て、産地の海が荒れそうだから、今週のうちに注文してー」、

なんていう、

「カン」より、すこし確かなモノが、考えられるようになります。

この、「カン」より、少し確かな、「何か」は、

後々、産地様とお話する際にも、とっても役立つんです。

ーその2へ続くー

<毎週日曜・水曜 12:30に更新します>

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熊澤彰
専門家

熊澤彰(ふぐ調理師)

ぎんざ姿

ふぐ調理師として40年以上の経験を持つ。自ら日本全国を渡り歩いて選んだこだわりの食材だけを使用。1組の顧客に最大限のおもてなしをしたいという思いから、1日1組最大6名に顧客を限定している。

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