レストランの置物は、宴席の話題に使ってください②

熊澤彰

熊澤彰

テーマ:宴席・接待・縁結び

タヌキ

レストランの置物は、宴席の話題に使ってください①

店が用意している、お話のスイッチが、美術品です


店の美術品へ、ウェルカムなお客様から、ご質問をされたとき、

「ちょっと、ゲストとの話を取り持ってくれないか?」

という意味が含まれている、と、お店は感じます。

だから、チョッと偉いスタッフがやって来る。

ゲストにとってみれば、貴方の機転で、お店のスタッフが気を利かせる、

お料理を楽しみに来たのに、それ以上のサプライズに見えます。

気付いていただけなかった時は、残念ですが。でも、次のチャンスを待って。

ゲストに嫌な思いをさせずに、ちょっとだけ、スタッフに、お話に加わってもらう、

それだけで、宴席が飛躍的に、和やかになります。

接待上手な方は、ご存じです。

とは申しても、必ずそうなる、とは申しませんし、何度も使えません、

せいぜい、ひと席で、1度か、2度。

お店から、ウェルカムなお客様になれるように、最低限のマナーも守ってくださいね。

私は、よく、お雑炊でお席にお邪魔した時に、

お席の雰囲気を和んでいただくために、少々、お話します。

店側の、心がけとしましては、

店のスタッフが、5分も話していたら、お席を台無しにしてしまうので、

ほんの少しだけです。

これが、とっても、ゲスト様とお客様をつなげる、イイ効果を生みます。

お客様同士でも、どうぞお話の話題にしてください


原孝州の人形

ご宴席は、同じ船に乗り合わせた同士の感覚

と、別のコラムで申し上げましたが、

店の美術品は、お話のネタにして頂くように、飾ってございます。

言ってみれば、

ラーメン屋さんに飾ってある、有名人のサインと、性質は全く同じです。

サインはね、「あ、この人、来たんだ」

で、お話が終わってしまいがちで、それでも良いのですが、

美術品は、もっと、楽しいお話が続けられる、ポテンシャルがございます。

どうぞ、ゲスト様が、ご興味を示されたら、

お客様同士でも、お話しなさってください。

ぐっと、ゲスト様との距離が、縮まります。

<毎週日曜・水曜 12:30に更新します>

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

熊澤彰
専門家

熊澤彰(ふぐ調理師)

ぎんざ姿

ふぐ調理師として40年以上の経験を持つ。自ら日本全国を渡り歩いて選んだこだわりの食材だけを使用。1組の顧客に最大限のおもてなしをしたいという思いから、1日1組最大6名に顧客を限定している。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

40年以上の経験を持つふぐ調理師

熊澤彰プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼