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山木理代

思いやりの心を伝えるマナーアドバイザー

山木理代(やまきみちよ) / マナー講師

株式会社エサンシエル

コラム

美しい箸遣いにかかせないアイテム『箸置き』

2017年7月19日 公開 / 2020年5月29日更新

テーマ:和食のマナー

コラムカテゴリ:くらし

毎日お家で食事をする時に「箸置き」を使っていますか?
箸置きが無くても、もちろん食事はできます。
でも箸置きはお家での食事でも使って頂くと、良いことずくめの素晴らしいアイテムです。

箸置きを使うと生まれる良い効果とは?

箸置きを使うことの良さは大きく3つあります。

まず一つ目ですが、箸置きが手前にあるだけで食卓が楽しくなります。
季節に合わせて選んでみると、テーブルコーディネートとしても大活躍です。
今の時期でしたら夏野菜の箸置きもユニークですし、ガラスの箸置きは涼しげですね。
小さなアイテムですが、実は食卓のポイントになります。


二つ目に、お箸の定位置が決まる素晴らしさです。
まずはお箸のスタート地点にもなります。
そして、使わない時にはここに戻れば良いという場所です。
食事途中のお箸の休み処は箸置きの上ですし、食事終了時にも箸置きに戻せば良いのです。
お箸の定位置があると、食事中も安心感が生まれます。

そして三つ目。
お箸を扱う手元が自然と丁寧になり、食事を楽しむ余裕を感じられるようになります。
箸置きに横たえている二本のお箸を丁寧に右手で持ち上げ、左手でそっと支える。
そして、右手を滑らせながら優しく支え起こすように移動して箸の下部分に持ち替える。
こんな風に優しく丁寧なお箸の扱いを自然としたくなるものです。
ゆっくりした所作を心掛けるようになると良く噛むようになり、心から味わいながら消化も良くなるでしょう。

毎日の食卓を丁寧に楽しむことからマナーの心を育む

このように箸置きは、和やかに食べる「和食」にとって大きな役割を果たしています。
今は、様々なところで沢山の種類の箸置きがあって選ぶのも楽しいです。
先日、100円ショップでも可愛らしい箸置きを見かけました!
是非お気に入りの箸置きを用意して、食卓に登場させてみませんか?
「ただ食べる」のではなく「食べる事を楽しめる」とお腹だけではなく心も満たされると思いますよ!


箸置き
登場回数の多いお気に入りの箸置き。
何だかホッと心が和む優しい存在です。

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山木理代

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山木理代(株式会社エサンシエル)

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