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山木理代

思いやりの心を伝えるマナーアドバイザー

山木理代(やまきみちよ) / マナー講師

株式会社エサンシエル

コラム

毎日の食事に欠かせない「お箸」の素晴らしさ

2017年7月6日 公開 / 2020年5月29日更新

テーマ:和食のマナー

コラムカテゴリ:くらし

先日、お昼に入った和食屋さんで隣にいらした外国人観光客の方が
とても器用にお箸を使いこなしていました。
ついつい、上手なので見つめてしまったのですが、目が合ってニコッと微笑んで
「オイシイデスネ~」と話して下さり、心和むひとときでした。

お箸文化のアジア圏でも、匙(スプーン)や蓮華などを一緒に使う国が多い中、
お箸だけで食事ができる日本の食事作法は稀有です。

2本の棒を片手で器用に動かし、挟む・摘まむ・切る・すくい上げるなどの役割が
できてしまうのです。
洋食ならば、カトラリーを使い両手でしていることを片手でしかも美しくいただくって、
毎日のことながら器用に繊細な動作をしているなぁと思いませんか?

2013年にユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されました。
今、世界中で和食ブームのようですし、嬉しいことです。
でも、「日本食」が失われつつあるので遺産に登録されたという背景もあります。
実際、箸遣いがきちんとできない方が増えたり、いただき方への意識も
希薄になりつつあります。
つい外国の文化に目も心も奪われがちですが、お箸遣い一つ上げても
日本文化は世界に誇れる文化だと思いませんか?

私も毎日の食事にかかせない「お箸」って、本当に奥が深いなぁと感じています。
お箸遣いの素晴らしさについては、また改めてご紹介させてください。

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