ステップファミリーが抱える問題/元配偶者との関係がある

平田えり

平田えり

テーマ:ステップファミリー

ステップファミリーになると生活をして最初の頃には、見えてこなかった問題が、少しずつ見えてきます。

どんな問題が出てくるのか?
少しずつ具合的にご紹介をさせて頂きます。

離婚後もしく死別後にも元配偶者や元親族との関係は続く

ステップファミリーは、離婚後、もしくは死別後でも元配偶者やその親族との関係性は続きます。

というのも”離婚”の場合には、必ず、子どもの”実親”が、存在するからです。

離婚後、子どもと別居している実親との親子交流(面会交流)がある場合は、必ずといっていいほど、子どもを通して間接的にでも元配偶者との関係性が続くことになります。

★~親子交流(面会交流とは)~参考URL(一般社団法人おやこリンクサービス)★
https://oyakolink.org/

そして、再婚により、離別した親との交流や養育費の支払いが途切れる場合もありますが、
子どもにとっては、実の親ですので、子連れ再婚をした後、親子交流(面会交流)や養育費の支払いをストップすることは、おススメしていません。

親子交流(面会交流)に関しては、ステップファミリーで暮らす子どもにも、新しい家庭に遠慮があったり、新しい生活に対しての不安などがストレスになります。
そんな思いを実親に話せれば良いのですが、幸せそうにしている実親に話すのは、
なかなか難しいです。

私は、ストレスを抱えた子どもの逃げ場所として、親子交流(面会交流)を続けていくことが大切だと考えています。

そして、子どもが別居親に会いに行っている間、とても気持ちがザワザワする方もいらっしゃると思いますが、その時間を夫婦の時間として過ごし、パートナーシップを深めてくださいとアドバイスをすることが多いです。


また、養育費に関しても、支払う側はもちろんですが、貰う方も”親として子どもの養育を守る義務”でもあります。

子どもにとって、親子交流(面会交流)も、養育費も大切。

DVなどで、身の危険を感じない場合は、ひとり親の時に行ってきたことを続けていけるよう新しいパートナーにも理解をして頂く必要があります。


死別の場合は元親族との関係性がある

死別の場合には、弔い事やお墓の問題に介して、元配偶者との関わりがあります。

例えば・・・
自宅に仏壇があったり、遺影があったり、遺品がまだ残っていたり。
死別した元配偶者の親族、祖父母や兄弟、従兄弟との関係が続くこともあります。

こうした関係も新しいパートナーにはストレスになるという、ご相談も多いです。

ステップファミリーになる前には、たくさんの準備が必要です。
気持ちだけで、再婚をするよりは事前準備があった方がより良い暮らしをスタートできます。

子連れ再婚を考えた時には、知識と専門相談窓口の確保をお勧めします。

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平田えり
専門家

平田えり(カウンセラー)

NPO法人M-STEP

自身もステップファミリーやシングルマザー当事者であるカウンセラーが、「100日間カウンセリング」を実施。自信を持って自分の行動を選べる人になれるようサポートをします。不登校の悩みにも対応しています。

平田えりプロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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