マンション管理員が何よりの宝
マンション植栽を見れば住民のセンスがわかる
マンション暮らしをしていて、理事会役員に就任して、マンション内の植栽(グリーン)に興味を持ったことがありますか?
私はマンションに行くと、必ず建物の外周をめぐらしている植栽を見て回ります。
植物について興味・関心がありますが、特別な知識があるわけではありません。
でも、「植物を大切にしている管理組合(住民)かどうか」はよくわかります。
植栽を大切にしているマンションの居住者は、自分の住まいを「専有部分だけでなく、敷地を出るまで」と認識し、館内もとてもきれいに使っています。
また、そういう意識のマンションには、同じく高い意識を持った管理人が吸い寄せられるように派遣されます。(または管理人も感化されてしまう)
管理人が館内外をきれいに掃除することで、居住者もマンションをキレイに使い出し、相乗効果で益々素敵なマンションになっていきます。
逆に木々が枯れていたり、病害虫に侵されていたり、折れっぱなしであったり、雑草がコンクリートの隙間から自由に生えていたり、植え込みにゴミが散らかっていたり、、、
そのようなマンションは、たいていエントランスホールやゴミ置場、館内も汚れています。メールコーナー(集合郵便ポスト)にチラシが散乱していたり、廊下にゴミが落ちていたり、生ゴミの汁が塩ビシートに染み付いていたり、手摺に埃が溜まっていたり、、、。
管理人も美意識が薄く、掃除が苦手だったりします。
居住者にとっては、毎日汚れていれば、それはそれで見慣れた『景色』になってしまい、次第に「自分のマンションがみっともない」と言う事に全く気づかなくなります。植栽の維持メンテナンスにお金をかけないマンションは、『自分達の美意識レベルはこんなものです』とアピールしているのと同じです。
植栽に力を入れないマンションの作業工程は、大抵が「年1回造園業者が来て、ぼうぼうに伸びた木をばっさり切って、それでまた来年」と言ったレベルです。
植栽活動は消費じゃない。将来価値への立派な投資だ
当社では「うちのマンションの植栽を何とかしたい!」と悩めのマンション管理組合に対し、造園業者間の「コンペ」をご提案しています。
コンペといっても「価格競争入札」ではありません。
提案力を競いあう「デザインコンペ」です。
そのマンションの現状を分析させ、対策案を提示し、さらにマンション全体の植栽について。3年後、5年後、10年後の美しい姿のイメージと、それに見合った報酬を各社に提示させるのです。
管理組合からすれば、「造園業者の年間保守」を買うのではなく「将来の美しい庭へ期待値」を買うのです。
造園会社の考え方を買う、と言えます。
当社は一切中間マージンを取りませんので、各社には思う存分の提案と妥当な報酬を提示するように依頼します。
また、発注者である管理組合(理事会)には「多少高くても質の良い提案を買うように」と強くお勧めしています。
マンションの植栽の改良・改善は、自分たち住民の住み心地や近隣を含めた環境に好影響を与え、外部者からの評価を押し上げる効果があります。
植栽は投資。
植栽は姿勢の表れなのです。
中間マージンをカットして植栽に投資 クローバーコミュニティ