「衣類の断捨離」と「クローゼットの断捨離」は似て非なるもの

大切な思い出を選び残し
不要なモノを手放していく
断捨離サポートならお任せください。

断捨離提唱者やましたひでこ公認
断捨離チーフトレーナー
小林理恵です。


季節の変わり目。
東京も朝晩は肌寒く、
コートを羽織る人が目立つようになりました。

この季節、衣替えをしながら
「ついでに片づけ」を始める方も多いのではないでしょうか。
実はこの「衣替えのタイミング」にこそ、
断捨離的な視点を持つチャンスがあります。

「衣類の断捨離」と「クローゼットの断捨離」は違う

「衣類の断捨離」というと、多くの方が
「洋服を減らす作業」をイメージされます。
確かに、着ていない服・サイズが合わない服を
見直すことは大切です。

けれど、それだけでは「スッキリしない」と
感じる方も多いのです。
こんなに減らしたのになぜか？

なぜなら、断捨離の本質はモノを減らすことではなく、
空間を整えながら、自分自身を整えていくことにあるからです。


対して「クローゼットの断捨離」とは、
洋服そのものを見直すだけでなく、
どんな空間にどんな基準でモノを置きたいかを
自分自身に問い直すプロセス、そして結果。

クローゼットを開けたとき、
「気分がいい」
「清々しい」
「やる気が起きる」等と感じられるかどうか。
「空間への自己投影」です。

クローゼットは、今の自分を物語る

洋服を通して見えてくるのは、
実は「今の自分」と「かつての自分」。

「あの時はお気に入りだったけれど、今は袖を通していない」
「似合わないとわかっているけれど、捨てられない」

そんな「迷い」や「執着」がある洋服は、
単なるモノではなく、
過去の自分への想いや、変化へのためらいなど
今の自分を物語っています。

だからこそ、衣類の断捨離は「自己対話」。
自分と向かい合い、自分と対話をしていくこと。
そして、クローゼットの断捨離は「自己再構築」。
空間の整えを通して、行動も思考も軽やかになります。

断捨離は「快適な収納術」ではなく、「生き方の整理法」

断捨離と収納は、よく混同されます。
けれど、断捨離の目的は「収め方」ではなく「選び方」。
モノを通して、自分の生き方や価値観を見つめ直すことです。

私たちは、衣替えのように「季節」ではなく、
「人生の転換期」にもクローゼットを見直します。
そこに何を置き、何を手放し、どんな自分でいき（生き）たいのか。
それは暮らしを原点に「生き方そのもの」を再構築することに繋がります。






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