夏の断捨離®（3）パスポート

小林理恵

2019年8月7日

2020年12月10日

夏！といって思い浮かぶモノは？

夏休み
海
かき氷
スイカ
お盆
花火

思い浮かぶモノで年代がばれそうです(笑)

ごきげんにお過ごしですか？
断捨離®チーフトレーナーこばやしりえです。
【夏の断捨離®】シリーズでお届けしています。

夏の断捨離®（3）パスポート

間もなくお盆休み。
長期休暇を帰省や旅行、または自宅や近隣にお出かけやお買い物。
愉しい予定がいっぱい！ですね。

海外にお出かけの方はパスポートの用意はお済でしょうか？
パスポート。先日素敵なお話しを伺いました。

80歳を超えたお母さまを海外旅行にと計画していたところ
パスポートの有効期限が切れていたことが発覚。
申請をすることに。

娘さんは5年を思ったところ、お母さまは当然のごとく10年を申請されたそう。
思わず「何歳まで生きるつもりだろう」と笑ってしまったそうです。
あと何回も海外旅行をしてほしいなと微笑ましいエピソードでした。

さて、パスポート。
失効したモノが何冊も引き出しの奥で眠っていませんか？
パスポートの断捨離はいかがでしょうか？

パスポートは公文書扱いです。
所有者は「日本国」ということになります。
ですから、失効したものは本来返還ですが、VOIDという穴パンチで
無効化処理されて手元に戻ります。
（個人情報などの扱いを懸念し、返還することもできます）

ビザや出入国スタンプを記念に、とコレクションしている方もいるでしょう。
それは大切な宝物、ですね。

しかし、大半の方は見返すこともなく、引き出しの奥に追いやられていることが
ほとんどです。

パスポートは身分証明書。
有効なモノはしっかり保管しなければなりませんが、
果たして失効したものはどうでしょう？

使い道はもうないのに・・・
見返すこともまずないのに・・・
なぜ、とっておくのでしょうか？
モノと行動に私たちの思い、気持ち、願いが読み取れます。

「あの時はよかったな・・・（それに比べて今は）」
過去と今を比較しているかもしれません。

「あの時は愉しかったな・・・（でももう行けない）」
独身の時の自由になる暮らしを今はできないと諦めているかもしれません。

「それは本当？」
モノを通して、自分を知り、自問自答していくのが断捨離です。

返還されて、情報記載もあるし、捨てるに捨てられず・・・
ならばこの際思い切って情報を粉砕し処分してみるのはいかがでしょう？
旅行の思い出、出張の経験はパスポートではなく「心」に刻まれ、
いつでも取り出し可能ですね。

『今・ここ・私』
《過去》に軸足を置くのではなく、
先ほどの高齢女性のように、《今》に軸足を置き、
《未来》へ視点を向けてみてはいかがでしょう？

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