好きを仕事にする考え方
前回に続いて「協調力」についてのお話です。
場面別にコツやポイントがあるので、今回は職場での協調力。
非公式データですが、90%以上の人が職場の人間関係に悩んでいて
退職理由の「一身上の都合」のうち70%は人間関係のトラブルだという
結果です。 悩んだことのない人はいないと言ってもいいでしょう。
職場というのは皆が共通の目的を持って、それを達成するために
仕事をし成果を出すことを求められる場です。
成果が出ない事が人間関係の悪化につながる事も多いので
成果を出しやすくすることを前提に良好な関係を作っていく事になります。
短い期間で成果を求められる為、時間をかけてお互いを理解し合うことは
難しい環境です。
そんな中では、求められるのはわかりやすいコミュニケーション。
「言わなくても察してほしい」等と期待するのはやめましょう。
期待に応えてもらえない分、自分がつらくなります。
分かりやすいコミュニケーションというと、「YES」か「NO」や「白」か「黒」か
といった二択やはっきりした意思表示にもつながることも多いもの。
また、成果を出すための方法論はいくつもあり、時には意見が対立する
こともでてきます。
そんな場合でも、対立を回避したり妥協するよりとことん話し合う
「問題直視型」が成果を出す為には有効です。
ただし、これにはよくありがちな落とし穴があります。
それは自分の意見の正しさを証明することや勝ち負けにこだわる事。
正しさや勝ち負けにこだわるあまり、本来の目的である「皆で成果を出す」
事を忘れ、相手の言葉の揚げ足を取ったり人格を否定するような発言を
すると、とことん気まずくなる上に成果も出ません。
相手の意見を受け止めて自分の発想に取り入れ、より良いものにしていく
ぐらいの気持ちを持って話し合いに臨んでください。
話し合いの場は決して戦いの場ではないのです。
深いテーマなので、書いていくと止まらないのですが、ポイントを絞って
この辺で。
次回は友人編をお送りします。