痩せてもリバウンドしない!ダイエット成功に共通する「維持力」とは
食欲マネジメントと聞くと、「食欲を我慢すること」「食べたい気持ちを抑えること」と考える方は少なくありません。
ダイエットを成功させるには、食事制限や我慢が必要だと思っている方も多いでしょう。
しかし、我慢を続けることと、食欲をマネジメントすることは同じではありません。
もし、食べたい気持ちを我慢し続けることが食欲マネジメントなのであれば、何度もダイエットに取り組んできた方ほど、すでに成功しているはずです。
これまで十分に我慢してきたにもかかわらず、体重が戻ったり、ある日突然食欲を抑えられなくなったりする。
それは、意志が弱いからではありません。
食べる量や食べたい気持ちばかりを管理しようとして、本当に見るべきものを見落としている可能性があります。
目次
我慢によるダイエットが続きにくい理由
ダイエットを始めると、多くの方が最初に食事を減らそうとします。
好きなものを禁止し、間食をやめ、空腹を感じても食べないようにする。
一時的には体重が落ちるかもしれません。
しかし、我慢には限界があります。
・仕事が忙しい日。
・強いストレスを感じた日。
・寝不足が続いた日。
・付き合いで外食が重なった日。
余裕がなくなったとき、それまで抑えていた食欲が一気に強くなることがあります。
そして食べてしまった自分を責め、翌日からさらに厳しい制限を始める。
この繰り返しが、ダイエットを苦しいものにしていきます。我慢できなかったことが問題なのではありません。最初から、我慢し続けなければ維持できない方法を選んでいたことが問題なのです。
食欲は「お腹が空いた」だけで起きているわけではない
私たちは、空腹だから食べているとは限りません。
例えば、次のような経験はないでしょうか。
・仕事が終わると、何か食べたくなる
・疲れると甘いものが欲しくなる
・目の前にあると、空腹でなくても食べてしまう
・付き合いの場では、満腹でも最後まで食べる
・眠気を覚ますために、口に何かを入れる
・嫌なことがあると、食べて気分を変えたくなる
これらは、単純な空腹だけでは説明できません。
習慣、ストレス、疲労、周囲の環境など、さまざまな要因が食行動に影響しています。
ところが、食べたという結果だけを見て、
「もっと我慢しなければ」
「自分は意志が弱い」
と考えてしまう方が多いのです。
食べる理由が違えば、必要な対処も違います。
疲れて食べている人が、食事のルールだけを厳しくしても、根本的な解決にはなりません。
管理するのは、食べる量ではなく「食欲に振り回される状態」
私が考える食欲マネジメントは、食べたい気持ちを力ずくで押さえ込むことではありません。
自分がどのような場面で食べやすいのか。
何を感じたときに食欲が強くなるのか。
本当に空腹なのか、それとも別の理由があるのか。
こうしたことを観察し、自分の食欲が起きる仕組みを理解していくことです。
原因がわかると、対処の選択肢が増えます。
食べる以外の方法で休息を取れるかもしれません。
食べ過ぎやすい環境を変えられるかもしれません。
無意識に繰り返していた行動に、途中で気づけるようになるかもしれません。
大切なのは、食欲を無理に押さえつけることではありません。
食欲が起きても、それにそのまま振り回されず、自分で選択できる状態をつくることです。
太り始めたときに、自分で戻せることが重要
生活をしていれば、外食が続くこともあります。
忙しくて睡眠不足になる時期もあれば、食べる量が増えることもあります。
一度も体重を増やさないことを目標にすると、体型管理は非常に窮屈になります。
本当に必要なのは、少し太り始めたときに気づき、自分で戻せることです。
「最近、夕食後に食べることが増えている」
「疲れている日に甘いものを買っている」
「忙しくなってから、食事のペースが速くなっている」
このような変化に早く気づければ、大きく体重が増える前に対応できます。
そのためには、禁止事項を増やすよりも、自分の食欲や行動の傾向を知っておくことが重要です。
我慢しないことと、好き放題に食べることは違う
「我慢しなくてよい」と聞くと、好きなものを好きなだけ食べてもよいという意味に受け取られることがあります。
しかし、そうではありません。
何も考えずに食べるのではなく、自分の状態を理解したうえで選ぶ。
・食べたいから食べるのか。
・習慣で手を伸ばしているのか。
・疲れを紛らわせようとしているのか。
理由が見えてくると、無理に禁止しなくても選択が変わり始めます。
食べることを敵にせず、自分の食欲を知る。
それが、我慢に頼らない体型管理の第一歩です。
食欲マネジメントとは、食欲を厳しく管理することではありません。
自分の食欲の仕組みを知り、太り始めたときにも自分で軌道修正できる力を身につけることです。
我慢を増やすのではなく、食欲に振り回されない選択肢を増やす。
そのほうが、無理なく長く続けられる体型管理につながります。


