頑張るほどリバウンドしやすい?短期間ダイエットの落とし穴

川瀬由理

川瀬由理

テーマ:ダイエット 健康 リバウンド 習慣 成功

着るものが変わってきたこの季節、「短期間で一気に痩せたい」そう考えたことがある方も少なくないと思います。実際、私のところにご相談にいらっしゃる方の中にも、

「辛いダイエットを長く続けるより、短期間で結果を出したい」
「まずは短期集中で体型を変えたい」

そんなご相談者の方も半数くらいいらっしゃいます。
早く結果を出したいと思うのは自然なことですし、短期間で体重が落ちることでモチベーションにつながることもあります。
実際、糖質制限やファスティングなどで短期間に体重を落とすことに成功する人もいます。

しかし、その一方で「痩せたのに戻ってしまった」という声も少なくありません。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

体重が減ると代謝も下がる

ダイエットをすると代謝が落ちるという話を聞いたことがあるかもしれません。
この話には事実も含まれています。体重が減ると、身体を維持するために必要なエネルギー量も少なくなります。

100kgの人と60kgの人では、同じ一日を過ごしていても消費するエネルギー量は異なります。また、減量の過程で筋肉量が減れば、その分だけ消費エネルギーも少なくなります。
つまり、体重が減ることで代謝が下がること自体は自然な身体の反応なのです。

ただし、リバウンドの原因を代謝だけで説明することはできません。
短期間で体重が減ったにもかかわらず、その後体重が戻ってしまう人がいるのはなぜなのでしょうか。

短期間で痩せても維持が難しい理由

ここで考えたいのは、体重を落とした後のことです。
短期間で体重を落とすことに成功すると、多くの人はそこでダイエットを無意識的に終えてしまいます。

すると、それまでの生活習慣が少しずつ元に戻り始めます。
体重は減ったのに、生活は元に戻る。その結果、体重も元に戻りやすくなります。
実際にご相談の中でも、
「ダイエット中は、終わったら好きなものを食べようと思いながら頑張っていました」
「目標体重を達成したので、ご褒美に好きなものを食べました」

というお話を伺うことがあります。もちろん、ご褒美そのものが悪いわけではありません。
ただ、ダイエットを『期間限定のイベント』として捉えていると、目標達成後に元の生活へ戻りやすくなってしまいます。
つまり問題は、体重を落としたことではありません。
「体重を落とすこと」がゴールになってしまうことです。

体重が増えた原因は解決できていますか?

もちろん、食事管理や運動によって体重を落とすことは大切です。実際、それによって結果が出る方もたくさんいます。
しかし、体重を落とすことと、その体型を維持することは必ずしも同じではありません。
ご相談の中でも、「痩せることはできたけれど、しばらくすると戻ってしまった」というお話を伺うことがあります。

では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。
その理由の一つが、体重が増えた原因になっていた食行動が変わっていないことです。
例えば、

よくある食行動の例

・疲れた日は甘いものが欲しくなる
・仕事終わりのお酒が習慣になっている
・会食では断れずについ食べ過ぎる
・お腹が空いていなくても目の前にあると食べてしまう

こうした行動は、ダイエット中は意識して抑えられるかもしれません。
しかし、その行動パターン自体が変わっていなければ、ダイエット終了後に少しずつ元へ戻りやすくなります。

本当に見直したいのは「何を食べるか」だけではない

ダイエットの情報を見ると、「何を食べるか」についての情報はたくさんあります。
最近では、「どの順番で食べるか」についての情報も増えています。
もちろん、それらは大切です。

しかし、長期的に体型を維持するためには、もう一つ見ておきたいことがあります。
それが、自分の食行動です。
「どんな場面で食べ過ぎてしまうのか」
「どんな習慣が体重増加につながっているのか」
「どんな行動パターンを繰り返しているのか」
そこを見直さなければ、一時的に体重が減っても同じことを繰り返しやすくなります。

私がご相談の中で重視しているのも、この食行動です。
私は、食事制限や運動だけでなく、「なぜ食べてしまうのか」「どのような場面で食べてしまうのか」という食行動に着目しながらサポートを行っています。

どのようなきっかけでその行動が起きるのか。
どのような習慣の積み重ねが体重増加につながっているのか。

そうした行動パターンに着目することが、リバウンドを繰り返さないためには重要だと考えています。

まとめ

体重が減れば代謝も下がります。これは自然な身体の反応です。
しかし、リバウンドの原因を代謝だけで説明することはできません。

短期間で体重を落としても、その後の維持が難しくなるのは、体重が増えた原因になった食行動が変わっていないことも大きな理由の一つです。
体重を落とすことはゴールではありません。
その体型を維持できる行動を身につけることが、本当の意味でのダイエットの成功ではないでしょうか。

リバウンドを防ぐために必要なのは、一時的な制限だけではありません。
自分がどんな場面で食べているのか。
どんな習慣が体重増加につながっているのか。
どんな行動パターンを繰り返しているのか。

体重を落とすことよりも先に、その食行動に気づくこと。
それが、無理なく続くダイエットの第一歩になります。

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川瀬由理
専門家

川瀬由理(メンタルコーチ)

Aile coaching salon

脳科学や心理学に基づき、太る習慣や思考パターンを根本から改善。思考のOSを書き換えパフォーマンスで人生のベクトルを上げていく。

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