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井上昇哉

子どもたちの思考力を高め、未来の選択肢を広げるプロ

井上昇哉(いのうえしょうや) / 塾講師

学習塾「与一」/合同会社 あたまをたがやす

コラム

『定期テスト“ごとき”で点数が取れない高校生が入試で失敗する当然の理由』

2021年5月31日

テーマ:大学受験 高校生活

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 受験勉強 モチベーション

こんにちは、与一の井上です。

今回は最近高校生を見ていて強く疑問を感じることについてお話させて頂きます。
それは「定期テストの重要性を理解していますか?」ということです。

高校生に限らず、学生にとって学校のテストが重要なのは言うまでもありません。
ですが中学生に比べ高校生に対しては、さらに学年が上がるにつれ定期テストが軽視される傾向があります。
確かに私達も高校生に向けて実力・学力・一斉テストや、校外模試の重要性を強調することが少なくありません。
しかし、だからと言って決して定期テストを疎かにしても良いということではありません。後述しますが非常に重要なテストです。

それなのに高校生の多くはテストの直前になってやっと必死になり、ともすれば毎回恒例のように一夜漬けや徹夜で詰め込むことが当たり前になっています。
そうなれば当然その結果は芳しくないものとなるのはもはや自明の理です。

率直に言えば、「定期テスト“ごとき”で点数が取れない者が、大学入試で成功する訳はない」これが真理です。
“ごとき”と言いますが、決して軽視している訳ではありません。むしろ“ごとき”と言えるものであるからこそ、定期テストは重要なものなのです。
今からのお話は考えてみれば殆どが当たり前の話ですが、どうも当たり前のことを当たり前に考えていない生徒が(または周りも)少なくないのではと疑問が強くなったので、是非この機会にもう一度一緒に考えて頂けると嬉しいです。

それでは定期テストが重要である理由をお話しましょう。

推薦入試に大きく関わる評定に直結する

正確には学校推薦型選抜と名称が変わりましたが、通りが良いのでここでは推薦入試と呼びます。
この話をするとそれだけで長くなってしまうので、まだ良く知らない子、または保護者の方は是非この機会にじっくり調べてみて下さい。
一言で言えば、推薦入試の為には定期テストでの高得点が必須ということです。
勿論この評定は1年生から3年生までの全学年のものが対象となりますので、どの定期テストだけ特に重要ということは一切ありません。
後で気づいてももう既に遅い。そういった生徒は決して少なくはありません。

学習内容の定着に繋がる

言わずもがな“テスト”の一番の目的はこれに尽きます。
よく生徒が「高校はテストが多すぎる」と零すのを耳にしますが、じゃあ問い掛けましょう。
「テストがなくても勉強しますか?」

極端な例ですが、仮に3年間テストがなかったとしましょう。
そうするとどうなるか。多くの生徒は勉強など自主的にはしないでしょう。
下手すれば3年間勉強せず、3年生になって初めて家で机に向かう。そんな恐ろしい光景が容易に想像できます。
テストがあるためそれに向けて(やらされている生徒も多いですが)少なからず能動的に勉強し、
その結果テストまでに区切られた範囲の内容が少なからず学習内容が定着するのです。
それなのに一夜漬けで詰め込む、またはテストに出ないことを祈って範囲を満遍なく勉強することを諦める…
これは完全に手段と目的を混同しており、まったく“テスト”の意味を成しません。
また当然ながら高校での学習はそれまでに学習した内容を活用・発展させていくことによって成り立ちます。
今年の1年生にも既に少なからずいますが、古文や化学において今回のテストで点数が取れなかった子、つまり2か月弱の学習内容で既に後れを取っている子は、今後の高校生活においてそれらの教科が苦手になることは残念ながらもう確定していると言っても過言ではないでしょう。

計画に基づいて勉強する力が付く

定期テストで高得点を取るためには当然テスト勉強は欠かせません。
稀に授業を聞いているだけで点数が取れる子もいますが、多くの生徒はそうではないでしょう。

テスト勉強は行き当たりばったりでは上手く進みません。
範囲が発表されてから、あるいはそれ以前から“いつどの教科を勉強するか”、これを上手に計画し、それに基づいて、時には計画を修正しながら勉強しなければ良い成績を修める可能性は決して高くないでしょう。

定期テストという期間の決まったテストに向けて勉強することによって、計画を上手に立てるという受験に必須の能力を養うことができ、長期に渡る受験勉強においてもそのノウハウを活用できるようになるのです。

それなのに定期テスト“ごとき”で上手く勉強できない生徒達

定期テストと受験の大きな違いは何でしょうか。
言うまでもなく“範囲が決まっていること”また“その範囲が狭いこと”この2つです。
さらにその出題のほとんどは通常学校で扱っている教材、先生が作成してくれた授業中のプリントからなされます。
これだけの条件があれば定期テスト“ごとき”と呼ぶ理由はわかりますよね?
そう「圧倒的に簡単」なのです。

そんな圧倒的に簡単な定期テスト“ごとき”で
「赤点何とか回避した」「前回よりはるかにマシ」「70点も取れた」…
もうその意識の低さに辟易します。

先程の話を踏まえもう一度問わせて下さい。
定期テスト“ごとき”の範囲の学習内容が定着していないのに、どうして大学入試=高校全範囲から出題されるテストで点数が取れると思うのですか?

定期テスト“ごとき”に対して上手に計画を立て、計画に基づいて勉強が進められないのに、どうして1年、2年に渡る受験勉強を上手く進められると思うのですか?


最近よく生徒に向かって言うのですが、「勉強ができない人は想像力がない」のだと思います。
今自分がしていること、しなければならないことが何故必要なのか、将来にどう関係してくるのか、そうしたことを考える力が弱いのです。
再度言いますが上記の話は決して難しいことを言っているのではなく、少し考えれば高校生なら誰でもわかることなのです。
それほど当たり前のことが考えられずして、受験勉強という人生に於ける最大級の大波を上手に乗り切っていけますか?

毎回毎回定期テスト“ごとき”で満足な点数が取れない高校生、一度本当にそれでいいのかよく考えてみませんか?

この記事を書いたプロ

井上昇哉

子どもたちの思考力を高め、未来の選択肢を広げるプロ

井上昇哉(学習塾「与一」/合同会社 あたまをたがやす)

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