新大学入試による変化!!高校入試も変わる
2026年11月11日(水)に実施される、
令和8年度・徳島県第2回基礎学力テスト。
中学3年生にとって、
志望校を考えるうえでも
重要なテストです。
「社会はどの分野を重点的に勉強すればいいの?」
「第1回では公民が出なかったけれど、
第2回はどうなる?」
「覚えることが多すぎて、
何から手をつければいいか分からない」
そんな悩みを抱えている受験生や
保護者の方も多いのではないでしょうか。
社会は暗記科目だと思われがちですが、
近年の問題では、
用語を知っているだけでなく、
地図や統計、歴史資料を読み取り、
知識を使って考える力も求められます。
そこで今回は、
令和4年度から令和7年度までの
第2回基礎学力テストの主要題材と、
令和8年度第1回の出題内容を比較し、
今年の社会で出題が予想される分野
を整理しました。
さらに、
残された時間で
効率よく勉強するためのポイントも
紹介します。
なお、
今回の内容は
過去問の傾向と出題範囲をもとにした
未来舎の独自予想です。
実際の出題を保証するものではありません。
過去4年間の第2回基礎学力テストから見える社会の特徴
まず、
令和4年度から令和7年度までの
第2回基礎学力テストを比較すると、
6つの大問は、
おおむね次のような構成になっています。
大問1:世界地理
大問2:日本地理
大問3:歴史(古代〜近世を中心とした内容)
大問4:歴史(近現代を中心とした内容)
大問5:公民
大問6:公民
つまり、
地理2題・歴史2題・公民2題という構成
です。
もちろん、
毎年まったく同じ形式で出題されるとは
限りません。
また、
公民の大問5と大問6では、
内容が一つの単元だけに
限定されているわけでもありません。
それでも、
過去4年間の主要題材を比較すると、
第2回では地理・歴史・公民の3分野を
バランスよく出題していることが分かります。
一方、
令和8年度の第1回基礎学力テストでは、
地理が3題、歴史が3題という構成でした。
公民の独立した大問は確認されていません。
このことから、
今回の第2回では、
公民の対策を特に重視する必要があると
考えています。
ただし、
「第1回に出題された単元は第2回では出ない」
ということではありません。
地理や歴史についても、
重要事項の復習は欠かせません。
世界地理の予想|気候・産業・貿易・時差を重点的に
世界地理では、
過去4年間に次のような内容が
取り上げられています。
令和4年度には、
プレート・気候・時差・アメリカの農業。
令和5年度には、
大陸・アフリカの貿易・気候・時差。
令和6年度には、
EU・環境問題・東南アジア・南アメリカ。
令和7年度には、
ASEAN・GDP・アメリカの農業・時差。
これらを比較すると、
気候や時差、世界の産業・貿易に関係する題材が
繰り返し見られます。
そこで、
今回の第2回では、
次の内容を重点的に
準備したいと考えています。
① 雨温図と気候の特徴
雨温図を見て、
その地域の気候や降水量の特徴を
判断できるようにしましょう。
気温や降水量の数値を覚えるのではなく、
年間を通した変化を読み取ることが重要です。
② 世界の農業・産業・貿易
アメリカの農業、
各地域の主要な輸出品、
EUやASEANなどの
地域的な結びつきを確認しましょう。
特に、
輸出品目の割合を示したグラフなど、
統計資料の読み取りに
慣れておきたいところです。
③ 時差の計算
時差は、
計算の方法を理解していれば
得点につなげやすい分野です。
経度15度で1時間の差があることを押さえ、
東西の位置関係を確認しながら練習しましょう。
例えば、
「日本の東経135度の地点が午前9時のとき、
東経75度の地点は何時か」
という問題です。
経度の差は60度なので、時差は4時間です。
東経75度は日本より西にあるため、
答えは午前5時になります。
このような基本的な計算は、
確実にできるようにしておきましょう。
日本地理の予想|工業・農業・自然環境と資料の読み取り
日本地理では、
地域ごとの特徴を理解することが重要です。
過去の第2回では、
東北地方の農業、北九州の工業、
火山や雪、海流、交通、瀬戸内地方の気候、
中国・四国地方の産業などが
取り上げられています。
特に注目したいのが、
産業と自然環境を結びつけて考える問題
です。
例えば、
日本海側で冬に雪が多くなる理由を
説明できますか。
ただ「冬は雪が多い」と
覚えているだけでは不十分です。
北西の季節風が日本海上で水蒸気を含み、
日本列島の山地にぶつかって上昇することで
雪雲が発達する、
という仕組みまで理解しておく必要があります。
また、
工業地帯・工業地域の特徴も重要です。
中京工業地帯では
輸送用機械工業が盛んです。
一方、
阪神工業地帯では、
金属・機械・化学など、
さまざまな工業が見られます。
このように、
地域名と産業を単に暗記するだけでなく、
複数の地域を比較して違いを説明できること
を目標にしましょう。
地形図や統計、
地図を使った問題にも
慣れておくことが大切です。
歴史の予想①|鎌倉・室町・江戸時代の政治と外交
歴史の大問の一つでは、
古代から江戸時代までの政治や文化、
外交などが取り上げられてきました。
令和4年度には大化の改新や戦国時代、
令和5年度には古代から江戸時代の政治・文化、
令和6年度には仏教や江戸の改革、
令和7年度には鎌倉・室町・江戸時代の政治や文化が
主要題材となっています。
今回も、
各時代の政治の仕組みと外交の特色
を重点的に確認したいところです。
例えば、
鎌倉幕府では、
将軍と御家人の関係が重要です。
将軍が御家人に領地を認めたり、
新しい土地を与えたりすることを「御恩」といい、
御家人が軍役などの義務を果たすことを
「奉公」といいます。
また、
室町時代の勘合貿易も確認しておきましょう。
勘合という札を使って、
正式な貿易船と倭寇などを
区別していました。
こうした用語は、
意味を説明できるようにしておくことが大切です。
さらに、歴史では、
一つの時代だけを覚えるのではなく、
時代をまたいで比較する問題にも注意が必要です。
鎌倉幕府・室町幕府・江戸幕府では、
政治の仕組みにどのような違いがあったのか。
外交や文化は、
時代によってどのように変化したのか。
出来事を年代順に整理しながら、
歴史の流れを理解しておきましょう。
歴史の予想②|明治の改革・戦争・戦後の日本
もう一つの歴史の大問では、
明治時代以降の政治や
国際関係を重点的に準備したいと考えています。
過去4年間では、
徴兵令、明治憲法、自由民権運動、日露戦争、
世界大戦、戦後の改革や国際関係などが
取り上げられています。
特に、
明治時代の改革と近現代の出来事の順序
を整理することが重要です。
例えば、地租改正です。
地租改正によって、
土地所有者が地価を基準とする税を
現金で納める仕組みになりました。
「地租改正」という言葉だけではなく、
それまでの税の納め方と
何が変わったのかを説明できるようにしましょう。
また、
次の出来事を古い順に並べられるでしょうか。
① 普通選挙法の成立
② 大日本帝国憲法の発布
③ 日本国憲法の施行
④ 日露戦争
正解は、②→④→①→③です。
それぞれ1889年、1904年、1925年、1947年の出来事です。
年号をすべて丸暗記するのが難しい場合でも、
前後の関係を整理することはできます。
「なぜその改革が行われたのか」
「その出来事のあと、社会はどのように変化したのか」
という因果関係を意識して勉強しましょう。
今回の最重要分野!公民は憲法・基本的人権を重点的に
今回の第2回で、
特に重点を置いてほしいのが公民です。
令和8年度第1回では、
公民の独立した大問が確認されなかったことに加え、
過去4年間の第2回では
公民が2大問分の主要な題材となっています。
そのため、
今回も公民の内容を十分に準備する必要が
あると考えています。
まず、
重点的に復習してほしいのが、
日本国憲法と基本的人権です。
日本国憲法の三大原則は、
国民主権・基本的人権の尊重・平和主義
です。
これは、公民の基本となる重要な内容です。
ただし、3つの原則を覚えるだけでは十分ではありません。
基本的人権についても、
それぞれの権利が具体的に
どのような場面に関係するのか、
判断できるようにしておきましょう。
例えば、
「国が特定の宗教を特別扱いしない」という原則は何でしょうか。
答えは、政教分離の原則です。
また、
インターネット上に
個人情報を無断で公開された場合、
特に関係する権利として、
プライバシーの権利が挙げられます。
このように、
日常生活の具体的な場面から、
どの権利が関係しているのかを考える練習
が大切です。
近年の過去問でも、
情報社会、新しい人権、公共の福祉、
男女共同参画などが
主要題材として取り上げられています。
憲法の条文や用語と、
実際の社会で起こる問題を結びつけながら
復習しましょう。
公民のもう一つの重点|選挙・国会・内閣の仕組み
公民では、
民主政治の仕組みも外せません。
令和4年度から令和7年度までの第2回では、
選挙・国会・内閣・政党などに関する内容が
継続して取り上げられています。
そこで今回も、
次の分野を重点的に勉強することを
おすすめします。
① 選挙と政党
衆議院と参議院の選挙制度や、
政党の役割を整理しましょう。
単に用語を覚えるだけでなく、
制度の違いを比較して説明できることが重要です。
② 国会の役割
国会は国権の最高機関であり、
国の唯一の立法機関です。
法律の制定や予算の議決など、
国会の主な仕事を整理しておきましょう。
また、
衆議院と参議院では、
任期や解散の有無などに違いがあります。
両院の議決が異なる場合に、
一定の条件で衆議院の議決が優先される
「衆議院の優越」についても
確認しておきたいところです。
③ 内閣と議院内閣制
内閣の仕組みについては、
国会との関係を理解することが大切です。
例えば、
衆議院で内閣不信任決議が可決された場合、
内閣はどうしなければならないでしょうか。
答えは、
10日以内に衆議院を解散するか、
内閣総辞職をするかのいずれかです。
このような制度は、
仕組みと条件を
正確に理解しておく必要があります。
なお、
今回提供された出題範囲では、
地方自治と裁判が除外
されています。
そのため、
まずは憲法・人権・選挙・国会・内閣など、
試験範囲に含まれる内容を
優先して取り組みましょう。
三権分立については、
教科書上の位置づけと
学校から示された範囲を
照らし合わせて確認してください。
残り約3週間!社会で点数を伸ばすための勉強法
第2回基礎学力テストまで、
残された時間は約3週間です。
社会は覚えることが多いため、
すべての単元を最初から
同じ時間をかけて復習していては、
時間が足りなくなる可能性があります。
そこで、
私は次の順番で勉強を進めることを
おすすめします。
最優先:公民の重要事項を固める
まずは、
日本国憲法、基本的人権、
選挙、国会、内閣について、
教科書と問題集を使って確認しましょう。
基本用語を覚えたら、
実際の問題を解き、
制度や権利の違いを説明できるようにすることが
大切です。
次に:地理の資料問題を練習する
雨温図、地図、統計、工業の資料などを使った問題を
解きましょう。
資料に書かれている数値を読み取るだけでなく、
なぜそのような特徴があるのかを
考える練習も必要です。
そして:歴史の流れを整理する
鎌倉・室町・江戸の政治や外交、
明治の改革、戦争と戦後の変化について、
年代順に整理しましょう。
歴史が苦手な生徒ほど、
出来事を一つずつ暗記するだけでなく、
前後のつながりを理解することが大切です。
最後に、
ぜひ取り入れてほしい勉強法があります。
それは、
覚えた内容を自分の言葉で説明すること
です。
例えば、
「なぜ日本海側は冬に雪が多いのか」
「なぜ地租改正が行われたのか」
「衆議院の優越とは何か」
こうした質問に対して、
教科書を見ずに1〜2文で答えられるか
確認してみてください。
用語を見て分かったつもりになっていても、
実際に説明しようとすると
言葉が出てこないことがあります。
そこが、自分の理解が不十分な部分です。
間違えた問題については、
答えを覚えるだけでなく、
なぜその答えになるのかを
確認していきましょう。
まとめ|社会は公民を中心に、地理・歴史の資料問題にも対応しよう
今回の分析をまとめると、
令和8年度第2回基礎学力テストの社会では、
次の内容を重点的に準備したいと考えています。
世界地理
気候・産業・貿易・時差
日本地理
工業・農業・交通・自然環境
歴史(古代〜近世)
幕府の政治・外交・文化
歴史(近現代)
明治の改革・戦争・戦後の日本
公民
日本国憲法・基本的人権・選挙・国会・内閣
特に、公民は優先して対策したい分野です。
ただし、
予想された内容だけを
勉強すればよいということでは
ありません。
過去問の分析は、
勉強する範囲を極端に絞るためではなく、
限られた時間の中で、
どこから優先的に取り組むべきかを考えるためのもの
です。
第1回基礎学力テストの結果が
思うようにいかなかった生徒も、
まだできることはあります。
自分が苦手としている分野を把握し、
基本事項を確実に理解したうえで、
資料問題や記述問題の練習を
積み重ねていきましょう。
社会は、
正しい知識を身につけ、
その知識を使って問題を解く練習をすることで、
得点につなげられる教科です。
11月11日の第2回基礎学力テストに向けて、
残された時間を有効に使ってほしいと思います。
徳島県の学習塾・未来舎では、
基礎学力テストの過去問を分析しながら、
生徒一人ひとりの苦手分野に合わせた
学習を進めています。
今後も、
受験生と保護者の皆さまに役立つ情報を
発信していきます。
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