不動産業者の物件囲い込み
アメリカの不動産ブローカー
アメリカの不動産ブローカーとは、医師や弁護士と並ぶ3大資格の一つとなってます。
日本と比べて社会的信用度が高い専門知識のある資格を持った人を指します。
一方、日本の不動産ブローカーとは、宅建業の免許を持たずに不動産取引を行う人のことを言います。
日本の不動産ブローカー
売買や仲介など不動産事業を行うためには、宅建業の免許が必要になるので免許を持たずに不動産の売買・仲介業務を行うことは、宅地建物取引業法違反となります。
そこでブローカーは宅建業の免許を所有している不動産仲介業者に売り物件の情報提供だけ行う、不動産会社に契約に入ってもらうなど、法律違反にならないように取引にかかわります。
実際には取引後に紹介料などの名目で不動産仲介会社から仲介手数料を分けてもらったりします。
不動産ブローカーは、その業務内容によっては違法ではありませんが、直接不動産の売買・仲介業務を行うことは違法行為となります。
ブローカーの方でもかなり不動産の知識が豊富な方も中にはいます。その様な方はかなり年収があるようです。
また、宅建士の資格を持っているブローカーもいますが、宅建士を持っているだけでは不動産業者(宅建業者)ではないので注意が必要です。
正式な不動産会社が不動産業を営むには、宅地建物取引業者の免許を得るために保証協会に入る必要があります。
保証協会というのは、不動産会社の倒産や取引に問題があったときに、お金などを弁済してくれる団体です。
しかし、不動産ブローカーと直接取引を行って被害を受けたとしても業者じゃないので上記の保証がありません。
エンドユーザーの方は正規の不動産会社と取引するようにしたほうが安心ですね。