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相場より安い土地

2017年1月24日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:不動産売買

コラムカテゴリ:住宅・建物

土地から探して家を建てる方は
少しでも安くていい土地を探したいですよね。

土地にも色んな種類があります。

例えば不動産業者さんが売っている分譲地はどうでしょう?
このような土地は綺麗な土地の形のものがほとんどです。
また、水道、側溝、電柱、境界壁などもキチンとできており
問題のないものがほとんどです。
価格的には特別安いものはありませんし、特別高いものもあまりないと思います。
(周辺より高すぎたらなかなか売れないので)





では、安い土地というのはどうでしょう?


・地型の悪いもの

 土地のかたちのことを「地形」といいます
 一般に正方形、均整な形をしている方が高くなり、
 旗竿地や、変形地などは周辺価格より安いものが多いです。
 このような土地は設計士さんに相談すればよいアイデアを出してくれると思います。

・要セットバック物件


 4m以下の道は2項道路といいます。「法42条2項道路」
 このような接道の土地は道路の中心線から2m後退しないと
 家は建てられません。これを要セットバックと言います。
 よって、前面道路が狭い物件はその分有効利用できる土地が狭くなります。
 また、その家だけセットバックしても古くから建っている周辺の家も全て建て替えなければ
 道路全体は広くならないので車の出入りに難ありの場合が多くなります。
 よって、周辺の相場より土地の値段も安くなるものがほとんどです。

・事故物件


 例えばその土地に建っていた家で殺人事件などあった物件など。
 このような土地は安くなる場合が多いです。


・売れ筋の広さではない土地


 徳島の場合、売りやすい土地は35坪くらいから60坪程度(地価の安いところなら80坪程度)が、
 一般的です。

狭い分譲地
 昔、地価が高い時代では小さい坪数の分譲地でないと売りにくかったため
 25坪程度の分譲地も多くありました。
 このような土地は駐車場も軽自動車1台しか取れないような古家付き物件が
 多く安くしないと売れません。
 徳島市内中心部なら30坪程度でも大丈夫ですが、少し田舎の物件などでは
 今はなかなか狭い土地のものは売れにくく安くなりがちです。

極端に広い土地。
 広すぎても土地の価格は住宅地の場合安くなりがちです。
 商業地は別ですが、住宅地の場合、数百坪などの物件は
 必要な方も稀なのでその分安くなります。


特別相場より安い物件というのは、正直なところほとんどありません。
古家付きや変形地などで安い土地を探して、設計士さんを入れて建築したら
土地の単価は安く抑えられる可能性大です。

また、土地分譲業者の売っているもで購入した場合は、
同じ時期に土地を購入して建てる方が多くなるので
ご近所さんは同年代の方が多く、コミュニティ作りには
良いと思います。

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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