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薫風堂が大切にしている「心が折れる前のケア」

下坪壮介

下坪壮介

テーマ:メンタルケア



こんにちは。
薫風堂の下坪です。

薫風堂では、アロマセラピーとメンタル・カウンセリングを活用したメンタル・ケアを行っています。

ただし、それは心の病を診断したり、治療したりするものではありません。
医療行為でもありません。

薫風堂が大切にしているのは、心が完全に弱りきる前に、少し立ち止まるためのケアです。

言い換えるなら、
「心が折れる前のケア」
です。

人は、ある日突然折れるように見えて、実際にはその前から少しずつ疲れを溜めていることがあります。

「まだ大丈夫」
「このくらい普通」
「自分が頑張れば済む」
「人に相談するほどではない」
「休むわけにはいかない」

そうやって自分を支え続けているうちに、心の余白が少しずつ減っていくことがあります。

薫風堂は、そのような段階で、一度立ち止まり、自分の心に目を向ける時間を大切にしたいと考えています。


心は、折れてから気づくことが多い


身体の不調であれば、比較的気づきやすいものです。

熱がある。
痛みがある。
動きにくい。
疲れが抜けない。

こうしたサインがあれば、「少し休もう」「病院に行こう」と考えやすくなります。

一方で、心の疲れは見えにくいものです。

朝起きるのがつらい。
人に会うのが面倒になる。
小さなことでイライラする。
何となく気持ちが重い。
好きだったことを楽しめない。
休んでも休んだ気がしない。

こうした変化があっても、多くの方は「気のせい」「疲れているだけ」「自分が弱いだけ」と考えてしまいます。

しかし、心にも限界があります。

頑張り続ければ、疲れます。
我慢し続ければ、苦しくなります。
支え続ければ、支える側にも負荷がかかります。

心は鉄ではありません。
しかも、鉄だって曲がります。
人の心だけが無限に耐えられる、ということはありません。


「心が折れる前」とは、どんな状態か


薫風堂が考える「心が折れる前」とは、まだ日常生活は何とか送れているけれど、心の中では疲れが溜まり始めている状態です。

仕事には行けている。
家事も何とかこなしている。
家族のことも見ている。
人前では普通に振る舞えている。

けれど、内側ではどこか苦しい。

以前より笑うことが減った。
何をするにも気力がいる。
人の言葉に傷つきやすくなった。
頭の中が常に忙しい。
一人になった時に、どっと疲れが出る。
「このままで大丈夫だろうか」と思うことが増えた。

こうした状態は、外からは分かりにくいものです。

周囲からは「いつも通り」に見えるかもしれません。
本人でさえ、「まだ大丈夫」と思っているかもしれません。

けれど、その段階でケアをすることには大きな意味があります。

深く落ち込んでから立て直すよりも、弱りきる前に整える。
動けなくなってからではなく、まだ動けるうちに立ち止まる。

それが、薫風堂の大切にしているメンタル・ケアです。


我慢強い人ほど、ケアが遅れやすい


心が弱りきる前にケアが必要な方ほど、自分から助けを求めるのが遅くなりがちです。

責任感が強い人。
人に迷惑をかけたくない人。
家族を支えている人。
職場で頼られている人。
自分より周りを優先してしまう人。
弱音を吐くのが苦手な人。

こうした方ほど、疲れていても「まだ頑張れる」と思ってしまいます。

もちろん、頑張る力は大切です。

けれど、頑張る力がある人ほど、自分の限界を見落としやすいことがあります。

本当は休みたいのに、休めない。
本当は誰かに話したいのに、話せない。
本当はつらいのに、「大したことではない」と思ってしまう。

その積み重ねが、心を追い込んでしまうことがあります。

心のケアは、弱い人だけが必要とするものではありません。

むしろ、強くあろうとしている人にこそ、必要な場合があります。


香りは、立ち止まるきっかけになる




薫風堂では、アロマセラピーを心を整えるきっかけのひとつとして大切にしています。

精油は万能薬ではありません。
香りだけで、すべての悩みや不調が消えるわけではありません。

けれど、香りには「立ち止まるきっかけ」になる力があります。

香りを感じる時、人は自然と呼吸に意識を向けます。

ふっと香りを吸い込む。
少し息を吐く。
肩の力に気づく。
呼吸の浅さに気づく。
自分が緊張していたことに気づく。

忙しい日々の中では、自分の状態を確認する時間がなくなりがちです。

だからこそ、香りを通して一度立ち止まる。
今の自分の心と身体に、静かに目を向ける。

その短い時間が、心を守る入口になることがあります。


対話は、心の中を整理する時間になる




心が疲れている時、自分でも何に疲れているのか分からないことがあります。

仕事なのか。
家族なのか。
人間関係なのか。
将来への不安なのか。
事務的な負荷なのか。
ずっと我慢してきたことなのか。

頭の中だけで考えていると、悩みは大きなかたまりのように感じられます。

しかし、誰かに話してみることで、少しずつ輪郭が見えてくることがあります。

「私は怒っていると思っていたけれど、本当は悲しかったのかもしれない」
「家族のためと思って頑張っていたけれど、自分の休む時間がなかった」
「仕事そのものより、終わらない細かな確認作業に疲れていた」
「人に相談するほどではないと思っていたことが、実はずっと心に残っていた」

このように、話すことで自分の状態に気づくことがあります。

相談は、弱さではありません。
自分の心を整理する力です。

薫風堂では、香りで心身の緊張を少しゆるめ、対話によって心の中を整理していく時間を大切にしています。


心のケアは、特別な人だけのものではない


メンタル・ケアというと、深刻な悩みを抱えた人だけのものだと思われることがあります。

けれど、心が疲れることは誰にでもあります。

仕事をしている人。
家族を支えている人。
子育てをしている人。
介護をしている人。
小さな事業を営んでいる人。
人間関係の中で気を遣っている人。

誰でも、日々の中で心をすり減らすことがあります。

大きな事件がなくても、心は疲れます。
小さな負荷が積み重なれば、心は重くなります。
一人で抱え続ければ、余白は少なくなります。

だからこそ、心のケアは特別なものではなく、日々を健やかに続けるための基本的な手入れだと考えています。

部屋を掃除するように。
身体を休めるように。
道具を整えるように。

心にも、整える時間が必要です。


医療が必要な時は、専門機関につながることが大切です


薫風堂が行うメンタル・ケアは、医療の代わりではありません。

心の病を診断したり、治療したりするものではありません。

眠れない日が長く続いている。
食事が取れない。
日常生活に大きな支障が出ている。
強い不安や絶望感がある。
自分を傷つけたい気持ちがある。
心身の不調が強く、生活に影響している。

このような場合は、医療機関や専門の相談窓口につながることが必要です。

これは大切な線引きです。

香りや対話にはできることがあります。
しかし、すべてを引き受けられるわけではありません。

必要な時に医療につながることも、自分を守るための大切な選択です。

薫風堂は、心が弱りきる前のケアを大切にしながら、必要に応じて適切な支援につながることも大切にしたいと考えています。


「折れないようにする」より、「折れる前に気づく」


心のケアというと、「折れない強い心を作ること」だと思われることがあります。

しかし、薫風堂では、心を無理に強くすることだけが大切だとは考えていません。

人は疲れます。
傷つきます。
迷います。
落ち込みます。

それは、人として自然なことです。

大切なのは、折れないふりをすることではありません。

折れる前に気づくこと。
無理をしている自分に気づくこと。
少し休むこと。
誰かに話すこと。
抱えているものを整理すること。
必要な支援につながること。

つまり、強がり続けることよりも、早めに自分の状態を見つめることが大切です。

張りつめた糸は、少しの衝撃で切れてしまいます。
けれど、適度なゆるみがあれば、しなやかに保つことができます。

心にも、その「ゆるみ」が必要です。


薫風堂は「心が折れる前に立ち止まれる場所」でありたい




薫風堂が目指しているのは、心が弱りきる前に、少し立ち止まれる場所です。

大げさに考えなくても構いません。

「最近、少し疲れている」
「何となく気持ちが重い」
「誰かに話したいけれど、うまく説明できない」
「香りで少し落ち着く時間を持ちたい」
「自分の状態を整理したい」

そのような段階で、心に目を向けることには意味があります。

心が折れてからではなく、折れる前に。
限界になってからではなく、限界に近づく前に。
何もできなくなってからではなく、まだ自分を見つめられるうちに。

香りを感じる。
呼吸を整える。
心の緊張に気づく。
話しながら整理する。
自分のための余白を取り戻す。

薫風堂は、そのお手伝いをしたいと考えています。

心が折れる前のケアは、甘えではありません。
弱さでもありません。

自分を守り、日々を穏やかに続けていくための、大切なメンタル・ケアです。

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下坪壮介
専門家

下坪壮介(メンタルヘルスカウンセラー)

薫風堂

アロマセラピーによる癒やしを雰囲気だけで終わらせず、癒やしを求める心の裏側にある悩みや課題を丁寧なカウンセリングによって整理。香りがもたらす安らぎの効果と併せて、ストレスで消耗した心を穏やかに整えます

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